授業中スマホに立腹、生徒たたき端末壊す 40代男性教諭、体罰と認定

【イメージ写真】画面が割れたスマートフォン

 京都市右京区の花園中高で10月、高校1年生を担任する40代の男性教諭が生徒の頰や頭をたたいたり、スマートフォンを壊したりしていたことが20日分かった。同校は体罰と認定し、運営する学校法人が処分を検討している。

 同校によると、男性教諭は10月2日、男子生徒1人と女子生徒2人が約束を破って授業中にスマホを触っていたことに腹を立て、昼休みに男子生徒の胸ぐらをつかんで倒し左頰をたたいてスマホを床にたたきつけたほか、女子生徒1人の頭をたたいた。もう1人の女子生徒には大声で叱責(しっせき)した。

 男性教諭は自らの行為を学校に申し出て発覚。教職員でつくる人権教育委員会が専門家も交えて事実関係を調査し、体罰に当たると結論付けた。男性教諭は現在、担任を外れ自宅待機になっており、「申し訳ない」と話しているという。

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