全国高校ラグビー長崎県大会 23日決勝 長崎北陽台-長崎南山

主将として長崎南山を引っ張るフッカー池田(左)、昨季の主力が多く残る長崎北陽台バックス陣(右)=大村市、県営放虎原ラグビー場

 ラグビーの第99回全国高校大会県大会最終日は23日午後2時から、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場で長崎北陽台-長崎南山の決勝が行われる。両校の決勝対決は6年連続13度目。長崎北陽台は2年連続18度目、長崎南山は2年ぶり6度目の全国大会(12月27日~来年1月7日・東大阪市花園ラグビー場)出場を狙う。
 今季の15人制で見ると、両校は1月の県新人大会、6月の県高総体ともに決勝で対戦。それぞれ長崎北陽台が40-7、63-0で快勝した。総合力、組織力が高い長崎北陽台に対して、長崎南山がどれだけ対抗できるチームに仕上げてきたかがポイントになりそうだ。

 長崎北陽台は堅守から試合の流れをつくる。FB山口ら好選手を擁するバックスが速いテンポでつなぐ展開力、長身ロック亀井を軸にした高さのあるラインアウト、フランカー遠藤、大町尚、CTB北平らの献身的なタックルやサポート、末次-本山嵐のHB団のゲームメーク力など武器が多い。プロップ田中翔ら1、2年生の成長で戦力はさらに上がっている。

 長崎南山はFWがボール争奪戦で優位に立ち、個人技に優れたバックスを生かしにいく。平均体重約88キロのFWは、フッカー池田、フランカー森下、ナンバー8山口ら、頼もしくなってきた3年生が引っ張る。バックスはCTB本多、森口、準決勝はFBに入った筒口ら、決定力がある2年生が主体。ボールキープの時間を長くして、接戦に持ち込みたい。

© 株式会社長崎新聞社