「大阪一夜景が綺麗なホテル」にホテル評論家がプライベートで訪れる理由

観光都市として人気の高い大阪には多くの注目エリアがあります。中でもベイエリアには魅力的なスポットが集まります。最も知られているのはユニバーサル・スタジオ・ジャパンですが、他にも海遊館や天保山など「遊べるエリア」です。

さて、ホテルもデラックスからエコノミーまで多種多彩ですが、ホテル評論家としてプライベートでも利用率の高いホテルが「アートホテル大阪ベイタワー(旧ホテル大阪ベイタワー)」。51階建ての高層ホテルで23階以上のハイフロアに位置する客室からは絶景が広がります。


多彩な客室

大阪一夜景の綺麗なホテルとしてランクインしたこともある地上200メートルの眺望ホテル。客室はダブル、ツインルームをはじめトリプル、フォースなどバラエティに富んでいます。中でもリニューアルオープン後、新設された3フロアには「マジカルステージトリプルルーム」「ファミリールーム」「キッズルーム」といったコンセプトルームがあります。

遊び心ある内装やミニキッチンや電子レンジなども用意された家族利用に嬉しいファミリータイプの客室が用意されています。

駅直結の複合施設に立地

JR大阪環状線、大阪メトロ中央線の弁天町駅に直結した複合施設に位置、駅のホームから雨に濡れることなくホテルのエントランスへたどり着けます。ホテルのある複合施設は「大阪ベイタワー」といい、様々なショップやオフィスなどがあります。

銀行や郵便局をはじめ、レストラン、ファストフード、コンビニエンスストアなど様々なテナントが入居しています。このように様々なショップが身近にあることで、ホテルステイの快適度は飛躍的に向上します。

以前は複合施設内にスポーツジム、大型屋内プールがあり2017年3月まで営業していました。ビジターでも大浴場やサウナなどの利用が可能でしたが、これら施設がクローズし2019年2月26日に「空庭温泉」がオープンしました。

テーマは安土桃山時代!?

従前の施設を全面改修、総延べ床面積は約5,000坪超と関西最大級の温泉テーマパークを謳う大型施設です。コンセプトは「安土桃山時代の町がタイムスリップしてやってきた!」。大阪ならではのテーマといえますが、徹底した和モダンを踏襲する館内はこれまでの温泉施設にはない雰囲気を創り出しています。

選べる館内着のほか、有料のレンタル衣装屋もあります。安土桃山時代の町が舞台というだけあり、忍者や侍、町娘、お殿様、巫女など多彩。もちろん、衣装を着たまま館内を自由に移動できます(レンタル代は2,000円~6,000円)。

特色ある館内ですので撮影スポットが多くありSNS映えも期待できるでしょう。中でも注目のスポットは天空庭園。約1000坪の広大な屋上日本庭園で散歩可能です。足湯、千本鳥居、四季折々の花々を眺められます。

肝心の温泉は?

肝心の温泉の泉質は、地下1,000mから湧き出す弱アルカリ性で源泉かけ流しの天然温泉です。露天風呂、庭見風呂、炭酸泉など多彩なお風呂にサウナやあかすりも。楽しく湯めぐりできるでしょう。

中でも温泉効果を実感できるのが露天エリアにある「源泉風呂」です。源泉かけ流しの状態で存分に堪能することができます。別料金で、2~5人用の個室家族風呂もあるので、家族や友人同士でプライベートな時間が楽しめます。

※温泉データ
泉質:単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
効能:神経、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

パブリックスペースも充実

更衣室の設備も気になるところですが、まず注目したいのがタオル。充分な数が完備され自由に使うことができます。

その他、パブリックスペースとしては、広々とした休憩ができるエリアにはリクライナールームがあり、入浴後にはのんびりと過ごすことができます。リクライナーには充電用の電源・USBポートもありTV付きのものも。もちろんWi-Fiフリー、漫画や雑誌は1万5,000冊を完備しています。

簡易宿泊所としても利用可能

このような温浴施設が誕生したことで、アートホテル大阪ベイタワーでも温泉利用の宿泊プランや優待料金などが誕生、ホテルの利用価値も格段にアップしました。ホテルにいるよりも空庭温泉にいる時間が長くなるなんてこともあるかもしれません。

ちなみに宿泊という点でいえば、空庭温泉はオールナイト営業で深夜料金を払えば朝までゆっくり過ごせます。ホテルのような快適性の高さには及びませんが、リクライナールームは男女で部屋が分かれており女性でも安心して利用できます。

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