西武・平良が初渡米「わくわくします」 昨オフ“雄星塾”入りから今季ブレイク

西武・平良海馬【写真:荒川祐史】

球団納会ゴルフでは大叩きの最下位も… 今季は1軍デビューで勝ちパターン入り

 西武は20日、埼玉県飯能市内で球団納会ゴルフを開催した。参加者98人中で優勝した大石達也投手は「戦力外になった身で優勝して申し訳ない」と苦笑。平良海馬投手は人生3度目のゴルフで大叩きして最下位となり、「とにかく遠くに飛ばそうと思ったけど、1ホール3回ドライバーを打ったりして……。今日は最悪でした」と肩を落とした。

 ゴルフでは散々だったが、今季は飛躍の1年だった。高卒2年目の今季は7月19日のオリックス戦(メットライフ)で1軍デビューを果たすと最速158キロの直球を武器に、26試合に中継ぎ登板し、2勝1敗、防御率3.38をマークした。シーズン終盤には勝ちパターンの一角を担うなどチームのリーグ連覇に大きく貢献した。

 今オフは初めて海を渡る。昨オフに石垣島で自主トレを共にしたマリナーズ・菊池雄星に連絡を取り、改めて“弟子入り”を志願。「自分のためになる」と12月上旬から渡米し、約1か月菊池と共にトレーニングに励む予定だ。

 2年続けて“雄星塾”の門を叩く平良に西口文也投手コーチも「平良は1軍で計算できる戦力。しっかりトレーニングしてきてほしい」と期待を寄せる。平良は「わくわくします。まだわからないことが多いので、勉強したい」とまだ見ぬ異国の地に思いを馳せ、さらなる飛躍を誓っていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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