ヤンキースはFA右腕・ウィーラーの争奪戦に名乗りを上げるのか

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今オフのフリーエージェント市場では、ゲリット・コールとスティーブン・ストラスバーグの両右腕が大きな注目を集めているが、その陰でひっそりと人気物件となっているのがザック・ウィーラーである。フリーエージェント市場で3番目の好投手と評価されるウィーラーの獲得には、コールやストラスバーグほどの大型契約は必要ないと見られる。すでに多くの球団が争奪戦に名乗りを上げているが、先発投手の補強を目指すヤンキースもここに加わるのだろうか。

先発ローテーションのアップグレードが今オフの最優先課題となっているヤンキースは、ブライアン・キャッシュマンGMがすでにコール、ストラスバーグ、ウィーラーの動向をチェックしていることを明言している。また、近いうちにマディソン・バムガーナーの代理人と連絡を取る予定もあるという。ただし、それぞれの投手に対し、どれくらい「本気」で獲得を検討しているかについては、現時点では見えてこない。

ヤンキースが絶対的エースを欲するのであれば、本命はコールまたはストラスバーグということになるだろう。この2人をどちらも獲得できなかった場合、ウィーラーが「プランB」として獲得候補に浮上すると見られる。メッツでプレイしてきたウィーラーは、大都市ニューヨークの環境にも慣れており、今年のトレード・デッドラインでヤンキースが獲得を狙っていたという話もある。一方、ヤンキースが年俸総額をぜいたく税の対象とならない範囲内に収めることを最優先に考えるのであれば、ウィーラーが本命となる可能性もある。

しかし、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ウィーラー争奪戦はすでに本格化しており、エンゼルス、パドレス、ホワイトソックス、ツインズの4球団が獲得レースをリードしているという。ヤンキースの現時点での立ち位置は不明だが、モロシが挙げた4球団に後れを取っている可能性は高い。ウィーラーは、コールやストラスバーグよりも早い段階で契約を決めるだろうと予想されており、ヤンキースがウィーラー獲得を狙うのであれば、早めのプッシュが必要となるかもしれない。