俳優の向井理が、2020年1月期放送のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」（火曜午後9：00、開始日未定＝関西テレビ制作）に主演することが決まった。愛する娘が誘拐されることに端を発し、さまざまな登場人物たちの計り知れない秘密が絡み合い事件が巻き起こるオリジナル脚本のサスペンス。向井は娘第一主義のシングルファーザー役を演じる。
向井が演じる娘第一主義のシングルファーザー・白河圭太は、娘の友達からもうらやましがられるほどの理想の父親だったが、14歳の愛娘の誘拐事件をきっかけに、家族、欲望、幸せ、権力などのさまざまなしがらみに翻弄（ほんろう）されていく。役どころについて向井は「今回は頼れる主人公ではないので、秘密に翻弄され巻き込まれていくさまをいかにさらけ出していけるかということが勝負ですが、僕自身、演じ方を考えながらあまり気負わずに頑張っていければと思います。とても深い作品になると思います」と意気込み十分。
そして、向井演じる圭太の元妻で大手建設会社の顧問弁護士・仙台由貴子役を仲間由紀恵が演じる。由貴子は圭太との間に一人娘をもうけたが、“仕事に専念したい”と離婚届を置いて家を出た。その後、ある“秘密”を抱え、消息を絶つ。仲間は「久しぶりにサスペンスのドラマに入りますが、見ている人たちを時々“ドキッと”させるような言動があり、徐々に秘密や謎が解き明かされていきます」とし、「向井さんご自身も、何も考えずに役に合わせて自分も一緒に秘密に翻弄されていくとおっしゃられていたので、視聴者の皆さんも主人公である向井さんと同じ気持ちになって『10の秘密』に巻き込まれながら、最後まで楽しんで見ていただければ幸いです」とアピールしている。
また、仲里依紗が圭太の家の近所に住む保育士・石川菜七子役、渡部篤郎が由貴子が顧問弁護士を務める大手建設会社の社員・宇都宮竜二役に決まった。菜七子は圭太とは幼い頃から兄妹のような仲。面倒見のいい性格で保育園での父母からの評判も良いが、菜七子もまた、ある“秘密”を抱えている。そして、上昇志向の強い由貴子に興味を持ち、互いに認め合うようになった宇都宮は、会社の“秘密”を守るため、圭太や由貴子に関わっていく。
仲は「最初に台本を読んだ時、菜七子に対し元気でさっぱりしている役に感じました。また、登場人物それぞれに抱えているものがあり、誰を信じたらいいのかなと思いました」と早くも翻弄されているよう。渡部も「1話1話登場人物の善悪が見られて新しい試みだなと思いました。俳優としての力を試される作品になるんじゃないかと思います」と印象を話し、「向井くんの繊細な部分と真面目な部分が、とてもこの役にぴったりだと思います。こういう役は彼にしかできないんじゃないかな」と期待している。
ほかに、向井演じる圭太のひとり娘・瞳役で山田杏奈の出演も決まっている。
