「総理、指摘あれば説明責任」 桜を見る会巡る問題で知事

黒岩祐治知事(資料写真)

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が国会で問題になっていることを巡り、黒岩祐治知事は21日の定例会見で「総理がいろいろな問題点を指摘されているのであれば、自分で説明責任を果たすことだ」と述べた。

 2015年の会に参加したという知事は、会について「総理と親しく桜を見て話をできるのはいいこと。安倍総理が突然始めたわけではなく前から続いており、違和感は覚えなかった」と説明。首相後援会のメンバーら招待者選定の是非については「分かりかねる」と言及を避けた。

 一方、首相の在職期間が憲政史上最長を記録したことを問われると、「主要国で政治的な安定度は日本が断トツで素晴らしい。長期政権は安定感という意味で意義がある」と強調。一方で「長ければいいのかというと別で、一個一個の問題を乗り越えていけるかどうかが問われている」とも語った。

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