のびのびと語る談志、未発表音源16席を収録!『立川談志 県民ホール寄席』12枚組ボックス発売!

CD12枚組ボックス『立川談志 県民ホール寄席』が、 2019年11月20日に日本コロムビアより発売される。 神奈川県民ホールにて多くのファンを魅了してきた「県民ホール寄席」。

談志版落語史「落語講座」など県民ホール寄席ならではの珍しい録音や、 十八番の「芝浜」、 「居残り佐平次」をはじめ、 本音も交えたマクラ含めてのびのびと語った、 昭和から平成にわたる貴重な高座記録。

六十分におよぶ演目が多数収められている独演会形式のドキュメント音源で、 しかもすべて初商品化未発表音源の16席をCD12枚(化粧箱入り、 解説本付き)に収録している。 また11月20日・21日の2日間にわたって、 談志まつり2019が東京・よみうりホールにて行われる。

DISC-1 落語講座 [48’22’’]('82/5/27)
落語を心底愛するが故の、 当時の悩みや葛藤とともに、 著作『あなたも落語家になれる』につながる落語観・私説落語史を語る。
DISC-2 黄金餅 [40’23’’]('82/5/27)
「落語は人間の業を肯定する」と言った談志の落語論を象徴する噺。 談志ならではのリアリティがみっちりと描き込まれている。
居残り佐平次 [36’18’’]('85/1/18)
談志座右の銘「人生、 成り行き」をそのまま地で行く男・佐平次をこよなく愛した家元究極の十八番!
DISC-3 紺屋高尾 [58’22’’]('85/1/18)
男女における「思慕の情」を大事に思う、 談志のロマンティストな一面がストレートに反映された感動のラブストーリー。
DISC-4 源平盛衰記 [54’34’’]('88/3/15)
談志オリジナル・“源平”が、 円熟期に向かう時期ならではの縦横無尽な語り口で、 若い頃にはない切れ味を備えた見事な口演。
DISC-5 粗忽長屋 [65’53’’]('89/9/21)
談志独自の解釈“主観長屋”による、 問答無用で爆笑を巻き起こす十八番。 八十年代後半の『粗忽長屋』は貴重な音源!
DISC-6 二人旅 [38’32’’]('89/9/21)
寄席を爆笑させていた談志の真髄たる滑稽噺。 談志自身が気に入って、 「作品として自信を持っていた」一席。
つるつる [40’56’’]('98/5/25)
幇間の悲哀を描いた八代目桂文楽十八番のラストをガラリと変えた、 談志の「優しさ」が生んだ名作。
DISC-7 小猿七之助 [27’39’’]('91/7/10)
講釈ネタを十八番としてしまう談志の卓越した名人芸が味わえる口演。 細部に独自の演出を盛り込み、 落語ファンも親しめる。
ずっこけ [43’57’’]('01/1/24)
八代目春風亭柳枝譲りの噺。 談志が西洋小咄から持ってきたオリジナルの見事なサゲをご堪能あれ!
DISC-8 洒落小町 [46’16‘’]('97/9/10)
「落語は非常識の肯定」と「イリュージョン落語」を追求していた頃の録音。 “理屈を超えて”抜群に可笑しい!
DISC-9 明烏 [54’17’’]('97/9/10)
円熟期に入った談志の『明烏』が収録された貴重な録音。 八代目桂文楽をリスペクトしながらも強烈な個性で談志テイストとなっている。
DISC-10 やかん [49’04’’]('99/5/19)
全編アドリブの自信作。 「思考ストップはすべてに勝る」という、 談志の他には誰もできない落語。
DISC-11 芝浜 [60’33’’]('01/12/27)
可愛い女房の『芝浜』」が劇的に進化した六日後の、 感動の口演記録。 完全に「この日だけの『芝浜』」、 掛け値なしの名演!
DISC-12 首提灯[28’54’’]~鮫講釈 [33’02’’]('03/2/26)
観客からのリクエストに応え、 全編アドリブで久々に演じた絶品の「首提灯」から、 五目講釈の面白さに談志のセンスが光る「鮫講釈」と語った録音。

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