竜巻から患者守り大けが 看護助手の松山さん、通院続け復帰

竜巻で負ったけがの治療を続けながら看護助手の業務に当たる松山安良さん=延岡市中川原町・共立病院

 台風17号に伴う竜巻被害を受けた延岡市中川原町・共立病院(赤須郁太郎院長、195床)の看護助手松山安良(やすよし)さん(59)は、竜巻で割れた窓ガラスで全身十数カ所を切る大けがを負った。献身的な行動で窓近くにいた入院患者は無事。松山さんは現在、通院を続けながら仕事に復帰しており、「竜巻は突発的に発生するので予防はできないが、天候の変化に留意するなどして対策を取りたい」と話している。

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