台風27号は、22日(金)夜から23日(土)明け方にかけて先島諸島にかなり接近する見込み。沖縄地方では、うねりを伴う高波に警戒するとともに、強風、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、さらに落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。

　台風27号は、22日午前3時には石垣島の南約250キロにあり、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は994ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。

　台風は今後、22日夜から23日明け方にかけて先島諸島にかなり接近した後さらに北上し、23日には東シナ海で熱帯低気圧に変わる見込み。

強風・高波

　沖縄地方の沿岸の海域は、うねりを伴いしけとなっており、先島諸島では22日は大しけとなる見込み。しけや波の高い状態は23日にかけて続く見通し。

　沖縄地方ではうねりを伴う高波に警戒するとともに、強風に注意が必要となる。

大雨・落雷・突風

　台風本体の雨雲が先島諸島の南にあり、非常に激しい雨が降っている。台風が接近する沖縄地方では、23日にかけて激しい雨が降って大雨となるおそれがある。

　23日にかけて沖縄地方では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要となる。

　また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。