水道管が破損 30メートル噴き出す 大村、断水被害なし

水道管の空気弁故障に伴い、現場では水が高く噴き出した=大村市(目撃者提供)

 21日午後0時25分ごろ、長崎県大村市原町の石場橋に設置された水道管が破損し、水が約50分間にわたって最高30メートルほど噴き上がった。断水やけが人などの被害はなかった。

 大村市上下水道局などによると、水道管は1997年に設置。管の空気を抜く空気弁が何らかの理由で故障し、その部分から水が噴き出たという。空気弁は2016年2月に寒波の影響で破損し、一部が交換されていた。

 萱瀬ダムの原水を浄水場に運ぶ水道管だったため断水の影響はなかったが、付近では約30分間の交通規制があった。同局は「原因を調査するとともに、重要な水道管については緊急点検を実施したい」としている。

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