サイン盗み疑惑 2018年と2019年のアストロズも調査対象に

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日本時間11月22日、メジャーリーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、アストロズが2017年に電子機器を使用してサイン盗みを行っていた疑惑について、2018年と2019年の試合もメジャーリーグ機構による調査の対象に含む方針であることを明らかにした。アーリントンで行われているオーナー会議の場で、マンフレッドは過去3年間を対象として、可能な限り徹底的に調査を行う意向であることを明言した。

マンフレッドによると、現在メジャーリーグ機構はアストロズの元従業員や対戦相手のチームなど、球界に関わるあらゆる人々から情報を収集しており、必要に応じて調査の範囲を拡大する準備もあるという。アストロズのサイン盗み疑惑は、ジ・アスレチックの記事のなかで告発され、2017年のレギュラーシーズンの試合でサイン盗みを行い、同様の不正が同年のポストシーズンの試合でも行われていた可能性がある。この記事のなかでは、同年にアストロズに在籍していたマイク・ファイアーズ(現アスレチックス)もアストロズのサイン盗みを証言している。

現地時間2017年9月15日、マンフレッドはレッドソックスがヤンキース戦でアップルウォッチを使用してサイン盗みを行ったことについて罰金を科し、全30球団に対して今後はドラフト指名権の剥奪を含む重い処分を科すことを通告した。よって、マンフレッドはこの2017年9月15日を一つの境界線として考えており、この日以降に不正を行っていたことが認められた場合、厳罰を科す方針だ。なお、どのようなペナルティがアストロズに科されるかについては、現時点では言及を避けている。

また、マンフレッドは来季の開幕日まで、少なくともスプリング・トレーニング中には調査を終えたい意向だが、「このような調査において、急ぐことは良いことであるとは思えない」とも話しており、スピードを重視しつつも、徹底的に調査を行う方針だ。2017年のみならず、2018年以降も不正が継続されていたことが判明すれば、球界を揺るがす一大スキャンダルとなることは間違いない。