認知症SOS模擬訓練 声掛け方法など学ぶ 諫早

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連絡先が書かれたペンダントに気付き、声を掛ける参加者=諫早市、本町アーケード

 認知症の人や家族を支える地域を目指そうと、長崎県諫早市は19日、市内で「認知症SOS模擬訓練」を実施した。自宅に帰ってこない認知症の高齢者を捜す想定で、約160人が市中心部のアーケードなどで声掛けの方法を実践的に学んだ。

 医療と介護、生活支援を身近な地域で一体的に行う地域包括ケアシステム構築の一環。訓練は昨年度に続き2回目。市中央地区の市立諫早、上山両小、市立北諫早中校区の住民や介護、医療関係者が参加した。

 参加者は6グループに分かれ、町中で迷っている認知症役の人を見つけると、「家はどこですか」「歩けますか」などと話し掛け、連絡先が書かれた「オレンジ見守りペンダント」を確認するなどしながら集合場所へ誘導した。

 飯盛町の歯科医師、増山隆一さん(50)は「町中で認知症の人に声を掛けるのは勇気がいる。これを機会にうまく会話して住みやすい町にしたい」と話した。認知症役を務めた市内の包括支援センター職員は「知らない人から声を掛けられると警戒するはず。横に並び、笑顔で共通の話題を探り、着地点を見つけてほしい」とアドバイスした。