WEC戦うレベリオンが2020年ダカールラリー参戦。ロマン・デュマ開発の新型バギー投入

 WEC世界耐久選手権を戦うレベリオン・レーシングは11月22日、2020年1月5~17日に中東サウジアラビアで開催されるダカールラリーに参戦すると発表した。新規に開発したバギータイプマシン『レベリオンDXXバギー』を、チームオーナー兼プレジデントのアレクサンドル・ペシがドライブする。

 TOYOTA GAZOO Racingが参戦するWECの最高峰、LMP1クラスにレベリオンR13・ギブソンを投入し、先日行われた2019/2020年シーズン第3戦上海で総合優勝を飾ったレベリオンが、ラリーレイドの最高峰、ダカールへの挑戦を表明した。

 2020年ダカールラリーに投入するレベリオンDXXバギーは、ル・マン24時間総合優勝経験を持つロマン・デュマが率いるチームRDリミテッドが開発を担当したマシンだ。

 マシンのステアリングを握り、ダカールへ初挑戦するペシは「レベリオンDXXバギーの開発をRDリミテッドに託すことができてよかった」と述べている。

「ロマン・デュマはこれまで、あらゆるタイプのマシン開発に携わっており、その才能は証明済みだ。最高の人間が関与してくれたことで、マシンは最初から素晴らしいものになるはずだ」

「また、今回の挑戦に向け、私は(2019年ダカール覇者の)ナッサー・アル-アティヤとマシュー・ボウメルのコンビからトレーニングを受けている。これほど心強いことはないよ!」

「私の目標はフィニッシュまでたどり着くことだが、あのダカールラリーを完走することがどれだけ大きなことかは認識している」

2020年のダカールラリーへ参戦するレベリオン・レーシングのチームオーナー兼プレジデント、アレクサンドル・ペシ

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