茨城県庁内に保育所 12月2日開所 より働きやすく

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来月2日に開所する県庁内保育所の保育室=水戸市笠原町

子育て世代の茨城県職員が働きやすい環境をつくろうと、県は県庁内保育所「ひより保育園」を12月2日に開所させる。仕事と育児の両立を後押しし、職員のワーク・ライフバランスを確保するのが狙い。22日に内覧会が開かれた。

県庁内保育所の整備は福島県や埼玉県などに続き全国で7例目。

保育所は、県庁舎来客用駐車場棟内の事務室を約5600万円かけて改修して設置した。運営主体は県職員が加入する地方職員共済組合県支部で、組合員の知事部局や病院局、企業局などで働く正職員が利用できる。

約156平方メートルのスペースに保育室を2部屋設け、調乳室や厨房(ちゅうぼう)、子ども用トイレなどを整備した。認可外施設だが、認可基準を満たす広さや設備をそろえている。

定員は30人。保育対象は就学前までの児童だが、待機児童の多くを占める0〜2歳を優先する。開所時間は平日午前8時から午後7時(延長保育1時間含む)で、開所日時点で0〜2歳の児童4人が利用予定という。

保育所の運営は事業所内保育所や病院内保育所を手掛けるアートチャイルドケア(本社東京)に委託し、運営委託費は年間約3700万円。保育料収入を引いた残りを県と同組合で折半する。

職員対象のアンケート調査で保育所の設置を望む意見が多かったといい、今年5月の調査では職員28人が来年春からの常時利用を希望、一時預かりの利用希望者は55人いた。

県は「出産、育休からのできるだけ早い復帰など意欲ある職員を支えていきたい」としている。(戸島大樹)