長野県交通安全運動推進本部は22日、今年3回目となる「交通死亡事故多発警報」を発表し、30日まで街頭活動や広報活動等の緊急対策を推進しています。
長野県内では、10月29日~11月4日の7日間に4件5人の交通死亡事故発生を受け、今年4月に次ぐ交通死亡事故多発警報を発表したものの、11月5日と6日の2日間でさらに3件3人発生し、2016年10月以来3年ぶりとなる「交通死亡事故多発非常事態宣言」を発表、16日まで緊急対策が実施されていました。しかし、16日に1件1人、そして21日と22日の2日間でさらに3件3人と、高齢運転者や夜間歩行者の連続発生傾向が続いていて、極めて憂慮すべき状況となっています。
22日現在、長野県内での2019年交通事故死者は計57人(前年同期比±0)、うち65歳以上の高齢者は32人と半数超を占めています。
【長野県内での2019年交通事故死者数】(11月22日現在:速報値)
・ 1月: 6人(+3) うち高齢者4人(+4)
・ 2月: 4人(+1) 2人(+1)
・ 3月: 3人(-4) 1人(-5)
・ 4月: 6人(+3) 5人(+4) 21日~30日 多発警報
・ 5月: 5人(±0) 5人(+1)
・ 6月: 4人(-3) 0人(-2)
・ 7月: 3人(-5) 1人(-3)
・ 8月: 7人(+3) 3人(-1)
・ 9月: 5人(±0) 3人(±0)
・10月: 3人(-3) 2人(-2)
・11月:11人(+5) 6人 4日~13日 多発警報→7日~16日 非常事態宣言
・5.72日に1人の割合(上期6.96日/下期5日)
・都道府県別:総数19位 増減数19位 増減率20位 人口10万人比27位
・年間死者数:2018年66人 17年79人 16年121人 15年69人 14年82人
うち高齢者: 38人 43人 69人 42人 43人
※長野県における「交通死亡事故多発警報」発表基準
・死亡事故が例年より早いペース(おおむね20日)で発生したとき
・死亡事故が一定期間(おおむね1週間)連続して発生し、その間の死者が5人を超える状態に至ったとき
・死亡事故が前年同期と比較して10人を超えるペースで発生したとき
・2018年は6月・7月・11月・12月の4回発表