「漁港の駅」オープン、開店前から行列も 「景色もいい」

オープン初日に地元の海産物などを買い求める来館者ら=漁港の駅・TOTOCO小田原

 小田原漁港(小田原市早川)の交流促進施設として小田原市が整備していた「漁港の駅・TOTOCO(トトコ)小田原」が22日、オープンした。開店前から多くの人が詰めかけ、地元の新鮮な海産物などを買い求めた。

 オープン前に列を作って待っていたのは約300人。テープカットなどセレモニーの後に続々と店内へ入り、1階の物販エリアでアジ、カマス、ワカシ(ブリの幼魚)、サバなどの海産物や地場農産物などを手に取っていた。

 農産物などを買った来場客(46)は「景色もいいところだし、知人を連れてくるのにちょうどいい」と話した。2階の飲食エリアで海鮮ラーメンを食べたという別の来場客(48)は「具だくさんでおいしかった」と笑顔を見せていた。

 オープニングセレモニーでは、加藤憲一市長が「海産物などの販売を通して人と人との交流を深め、地域の魅力を発信したい」とあいさつ。タレントで東京海洋大名誉博士のさかなクンもお祝いに駆けつけ、トークショーを披露した。

 営業時間は午前9時~午後5時。JR早川駅から徒歩約10分。

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