楽天の新人11選手、それぞれの思い 目標の選手は茂木、則本、辰己、オコエ…

目標を書いた色紙を手にする楽天の新入団選手たち【写真:高橋昌江】

育成含む11選手が22日に入団会見、ドラ2黒川は「1年目で楽天スーパーポイントを30万ポイント」

 楽天の新入団選手発表会見が22日、仙台市内のホテルで行われた。育成4人を含む11人が入団。夢のスタートラインに立った選手たちはアピールポイントや抱負を語り、期待に胸を膨らませた。

○1位・小深田大翔内野手(大阪ガス、背番号0)
「(ドラフト1位で指名され)はじめはビックリしましたが、今はやってやろうという強い気持ちでいます。アピールポイントは足なので、どんどん走ってチャンスを作っていきたいなと思っています。自分はショートを守っているので、茂木栄五郎選手をライバルにしたいと思っています。対戦したい投手は千賀滉大選手(ソフトバンク)。ヒットを打ちたいと思います」

○2位・黒川史陽内野手(智弁和歌山、背番号24)
「アピールポイントはバッティングと、目標に対してブレないメンタルだと思っているので、そこを注目してもらえたらと思います。対戦したい投手は人類最速のメジャーリーガーのチャップマン投手です。一番の大きな目標は4割打者になるということ。日本人がまだ達成していない大きな目標を持っています。そして、1年目で楽天スーパーポイントを30万ポイント稼げる選手になりたいと思います」

○3位・津留崎大成投手(慶応大、背番号52)
「1つでも多くアウトを取って、チームの勝利に貢献したいと思います。アピールポイントは打者一人一人としっかり向き合って対戦していけるところだと思うので、則本昂大投手のような気迫のある投手を目指して頑張っていきたいと思います。(仙台名物の)牛タンをたくさん食べて、石井GMのような力のある球を投げられるように頑張りたいと思います」

○4位・武藤敦貴外野手(都城東、背番号71)
「同期の人たちとよき仲間であり、ライバルだと思うので、一生懸命、みんなで切磋琢磨して頑張れるようにしていきたいと思います。アピールポイントは走攻守の三拍子です。今回のドラフトで指名いただいた中で、外野手は私一人。先輩の辰己涼介選手やオコエ瑠偉選手などに一日でも早く追いつき、頼れる外野手になれるように頑張りたいと思います」

○5位・福森耀真投手(九州産業大、背番号49)
「今、この会見でプロ野球選手になったんだなという実感を感じています。アピールポイントは最速154キロの真っ直ぐなので、力強いピッチングで打者を押していきたいと思います。自分は投げる体力には自信があります。投げることで、チャンスもたくさんももらえると思うので、早く1軍に上がれると思うのでこの目標(1年間投げ続ける)を書きました」

「田中将大選手のような負けないピッチャー、野手に頼られる信頼されるピッチャーに」

○6位・瀧中瞭太投手(Honda鈴鹿、背番号57)
「ついにこの日が来たなと感じています。先ほど、三木監督からもありましたが、ここはゴールではありませんので、トッププロを目指して1日1日、頑張っていきたいと思います。得意であるインコースをどんどん突いて、プロの世界でも自分らしく戦っていきたい。(ヤンキースの)田中将大選手のような負けないピッチャー、野手に頼られる信頼されるピッチャーを目指して頑張っていこうと思います」

○7位・水上桂捕手(明石商、背番号78)
「小さい頃からの夢であるプロ野球という舞台に立てるということに期待でいっぱいです。自分のアピールポイントは肩や配球だと思っています。キャッチャーというポジションは試合の勝敗を決める大切なポジションだと思っています。小林誠司選手(巨人)や甲斐拓也選手(ソフトバンク)のような、チームを勝たせられるキャッチャーになりたいと思います」

○育成1位・江川侑斗捕手(大分、背番号137)
「素晴らしい選手の方々とともに入団することができ、早く一緒に野球がしたい、いろいろなことを学びたい、という思いです。アピールポイントは肩の強さなので、ワンプレーで試合の流れを変えるような選手になりたいと思います。1回から9回まで(捕手で)座り続けるためには、どの投手からも信頼を受けないといけないと思うので、『江川とバッテリーを組みたい』と言われるような選手になりたいと思います」

○育成2位・小峯新陸投手(鹿児島城西、背番号138)
「小学校の頃からプロの世界で野球がしたいと頑張ってきました。まだ育成という立場なので支配下登録を目指し、これから頑張っていきたいと思います。長身から投げおろすストレートに自信があるので、それで勝てる投手を目指して頑張っていきます。支配下登録にならないと1軍でプレーできないので、まずはそこを目標にしっかり体を作って頑張っていきたいと思います」

○育成3位・山崎真彰内野手(ハワイ大、背番号140)
「楽天イーグルスという素晴らしい球団に拾ってもらったという感謝の気持ちでいっぱいです。アピールポイントは、粘り強い打撃で、相手ピッチャーに嫌がられるようなバッターになれるように頑張りたいと思います。ミート力、パワー、走力、肩力、守備力の5つすべてで一流だと言われるような選手になりたいです」

○育成4位・澤野聖悠内野手(誉、背番号141)
「育成という立場ですが、この世界に足を踏み入れることができてとてもうれしい気持ちでいっぱいです。アピールポイントは、広角に長打を打てること、小技や足も使えること。(打席を楽しみにしてもらえる選手、と書き)ファンの方が自分の打席を楽しみに待ってくれるような選手を目指して頑張っていきたいと思います」(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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