【柔道GS大阪】粒揃いの女子70kg級。17年&18年の世界女王・新井千鶴の復活なるか?/女子70kg級・みどころ

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新井千鶴(三井住友海上)Photo Itaru Chiba

東京五輪代表選考会である柔道グランドスラム大阪。

2020年東京オリンピック代表選考を兼ねる大一番に日本代表はどんな思いで挑むのか。男女全階級の見どころを紹介する全14回連載の11回目。

女子70kg級は粒揃い。優勝争いは熾烈を極めそうだ。昨年まで世界選手権でV2を達成しながら、今年の同選手権では3回戦敗退に終わった新井千鶴(三井住友海上)はどこまで復調しているか。当の新井は先の世界選手権について次のように振り返っている。

「いろいろ自分の中で整えきれなかった。準備期間の中で最後の最後で自分の体と心をしっかり合わせることができなかった」

今年の世界選手権で払巻込で技ありを奪って勝利を収めたバルバラ・ティモ(ポルトガル)とは3回戦で再戦する可能性が大。リベンジなるか。

今年のグランドスラム・パリで優勝している大野陽子(コマツ)は過去2度世界選手権でメダルを獲得しているマリア・ベルナベウ(スペイン)との2回戦が第一関門となるか。

ベルナベウを突破すれば、次戦では一昨年グランドスラムエカテリンブルグなどで優勝した実績を持つバンディジュケ(オランダ)が待ち構える。

新井と同じプールBに入った新添左季(自衛隊体育学校)は2回戦で前述のバルバラと対戦する可能性が濃厚。

今年の世界選手権で銀メダルを獲得したポルトガルの実力者に対して、昨年のGS大阪では3位に入賞している成長株はどんな闘いを挑むのか。

この階級の日本代表の中では最年少(21歳)の田中志歩(環太平洋大)はDブロックに入った。このブロックにはロンドンとリオデジャネイロの両五輪に出場したマリア・ボルテラ(ブラジル)がいる。

東海大の柔道留学生・エルビスマル・ロドリゲス(ベネズエラ)との一回戦に勝てば、準々決勝で激突か。

文=フリーライター・布施鋼治