台北MRT西門駅と北門駅の両駅から徒歩圏内の場所に、数多くの牛肉麺店が集結する牛肉麺の激戦区があります。驚くほどコスパの高いお店ばかりで、安くておいしい牛肉麺を食べたければここに来れば間違いなし、というエリアです。今回は地元民に人気のお店の一つ「老劉刀切牛肉麺（ラオリウダオチエニウロウミエン）」について紹介します。
超ローカルな台北の牛肉麺激戦区
台北の牛肉麺激戦区として知られるこのエリアには、ローカルな雰囲気の牛肉麺店がずらり。各国からの観光客が訪れる24時間営業の超人気店「富宏牛肉麵」もすぐ近くにあります。牛肉麺激戦区とはいっても観光地感はほとんどなく、地元民が手軽にささっと食事をして帰るようなお店ばかりです。
地元民だらけの人気店「老劉刀切牛肉麺」
今回はあえて超有名店には訪れず、ほぼ地元民が利用するお店「老劉刀切牛肉麵（ラオリウダオチエニウロウミエン）」に入店してみました。この日の店内は近場で働いていると見られる男性ばかり。
注文は口頭で！メモに書いておくと便利
お店の入り口では店員さんが忙しく調理しておられ、筆者が店内を覗いているとすぐ「妳要什麼？（ご注文は？）」と、注文内容を聞かれました。「一個牛肉麺、小的（牛肉麺の小を一つ）。」と答えると、麺の種類を聞かれました。細麺か寬麺（太麺）かを選べるようです。
基本的に注文は口頭でささっと行う形なので、地元の言語がわからない場合は食べたいメニューをメモに書いておいた方がよいかもしれません。注文を終えたら、好きな席に座って料理の到着を待ちます。
また、入り口近くには小皿料理もいくつか置かれています。一皿20元（約72円）は、台北の食堂の相場からするとかなり安いと思います。欲しいものがあれば持っていって大丈夫です。
牛肉がごろごろ入ってたったの９０元（約３２５円）とは驚き！
しばらくすると料理が運ばれてきます。運ばれると同時にその場でお会計です。こちらは牛肉麺の小で価格は90元（約325円）。麺は太麺を選びました。牛肉麺は大・中・小があるのですが、小でも十分な大きさです。
テーブルの上には辣牛油（辛い牛脂）やザーサイが置かれているので、お好みで加えながらいただいてくださいね。オレンジ色の牛脂はコクがあっておいしいのですが結構辛いので、入れすぎ注意。
スープは醤油ベースのしっかり目の味付けで、太麺のもちもちした食感との相性が良いです。
牛肉は箸ですっと切れるくらい柔らかく、ほろほろとした食感で肉の旨味たっぷり。こんなに牛肉がごろごろ入って90元とは、コスパの高さに驚きます。
台北の他の場所で牛肉麺を食べようと思うと150〜300元ほどすることが多く、こんなに手頃な価格で牛肉麺を食べられるお店はなかなかないと思います。牛肉麺激戦区で他店としのぎを削っているからこその安さなのかもしれません。このエリアのお店は大体同じ価格帯で牛肉麺がいただけるので、近隣のお店との食べ比べを楽しむのもおすすめですよ。
老劉刀切牛肉麵
住所：台北市萬華區洛陽街45之8號
営業時間：10：00～21：00
[All photos by Yui Imai]
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