ローマ教皇来崎を歓迎 光のサンピエトロ大聖堂 いさはや灯りファンタジア

諫早の夜景に浮かび上がるサンピエトロ大聖堂の地上絵=諫早市、中央交流広場

 「いさはや灯(あか)りファンタジア」(実行委など主催)のスペシャルナイトが23日、長崎県諫早市東小路町の中央交流広場で開幕した。今年の地上絵は、この日訪日したローマ教皇(法王)にちなみ、約1万個の灯明で表現したバチカンのサンピエトロ大聖堂。訪れた人たちは、白や黄色、赤色の明かりで浮かび上がった幻想的な光景を楽しんだ。
 実行委によると、地上絵は2011年に東日本大震災復興を願いスタート。今回は、ローマ教皇の長崎訪問への歓迎や平和への思いを表そうと、ボランティア約200人が準備した。
 市役所9階の議場は同日夕から展望所として開放され、家族連れらが次々と訪れた。市立北諫早小1年の平松愛理さん(6)は「上から見ると、思っていたよりきれいですごい」と笑顔で話した。
 スペシャルナイトは24日まで。地上絵は、雨が予想されるため中止となった。

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