日本協会は11月23日、今月28日（木）～29日（金）にイラン・テヘランで行われる男子グレコローマン・ワールドカップに出場予定だったチームの派遣中止を決定した。混乱する同国の状況下で、チームの安全に対する懸念による措置。
英国のロイター通信やフランスのAFP通信によると、イランではガソリン価格の値上げをきっかけに国内100ヶ所あまりで抗議デモが発生。治安部隊が鎮圧に乗り出し、狙撃手が建物の上から群衆に発砲するなどでデモ参加者100人以上が死亡しているという。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、最大200人が殺害されたとする報告も複数あるとのこと。治安部隊も3人が暴徒に刺殺されたという報道もある。
日本チームは24日夜にイランへ向かう予定だった。
