天皇陛下即位、初穂曳で祝う 高岡・射水神社で500人、「奉曳車」引く

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 高岡市の射水神社は23日、天皇陛下の即位を記念した行事「初穂曳(はつほびき)」を行った。参拝者約500人が奉納された初穂米とたるに入ったお神酒を載せた「奉(ほう)曳(えい)車(しゃ)」を境内に引き入れ、即位を祝うとともに、郷土の発展を願った。

 奉曳車は菊花紋の幕や鳥居、「三種の神器」をかたどった鏡、剣、勾玉(まがたま)などで装飾された。ボーイスカウトや参拝者らが、高岡古城公園の大手門から境内の鳥居まで奉曳車を引いた。

 境内では県若鳶(わかとび)会メンバーがはしご登り、空手道千山道場の道場生が演武をそれぞれ奉納した。橘慶一郎神社崇敬奉賛会総裁があいさつした。

 社殿では神楽祭が繰り広げられ、6種類の舞や雅楽を通じて祝意を表した。射水神社で初めて披露された「剣鉾(つるほこ)の舞」では、2人の巫女(みこ)が剣と鉾を持ち、優雅で厳かな動きを見せた。千山道場の堀田千宴子代表師範が演武した。

 初穂曳は、伊勢神宮の神(かん)嘗祭(なめさい)を祝う行事と、射水神社で明治まで行われていた初穂米の「一升二合奉納の制」にならって行われた。