「いろいろなことにチャレンジを」 ベイ、筒香らサイン会

野球少年をハイタッチで見送る筒香=横浜スタジアム

 ベイスターズが主催する野球教室「キッズベースボールフェスティバル」が23日、横浜スタジアムで行われ、今オフの米大リーグへの移籍を目指す主将筒香やエース今永ら、27選手が横浜市内の少年野球チームに所属する児童らと触れ合った。

 この日は雨天のため、グラウンドでの技術指導が中止となり、室内でのサイン会に変更。これまで少年野球の現場における勝利至上主義や旧態依然とした指導法の改善を求めてきたハマの主砲は「小学生の頃は野球をやっているだけでうまくなる。いろいろなことにチャレンジして、いっぱい失敗することが大事」とアドバイス。自らも新たな挑戦を控えるが、「僕は失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしてきた。いい決断をして、いいチャレンジができたらいいと思う」と話し、子どもたちをハイタッチで見送っていた。

 約30分間サインに応じた今永は「選手会として来年は雨でも何とか(子供たちに指導を)できる仕組みにしたい」と話し、子どもたちに向けては「純粋にうまくなりたいと思う気持ちが大事。努力をするのは苦しいし、きついことばかりだけれど、それを忘れるぐらい野球に夢中になってほしい」とエールを送った。

© 株式会社神奈川新聞社