7度のF1チャンピオン、シューマッハーのドキュメンタリー映画が公開延期に。2020年に上映か

 7度のF1世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハーのドキュメンタリー映画の公開が延期となった。映画はシューマッハーが50歳の誕生日を迎え、さらに彼が初めて世界チャンピオンになった1994年から25年後となる、2019年に上映される予定だった。

 しかし『The Sun』紙によると、映画製作者は、F1界の伝説であるシューマッハーの家族から提供された何時間にも及ぶデリケートな撮影フィルムを処理するために、もう少し時間を必要としているとのことだ。2019年12月に公開予定だったが、最長1年延期される見通しだという。

 制作会社であるB/14Filmは、『Bild』紙に次のように語っている。

「ディレクターとプロデューサーは、この映画が非常に広範囲に及ぶ素材を扱っているため、さらに時間を取って完成させることを望んでいる。新しい公開日程については間もなく発表されるだろう」

 ドキュメンタリーでは家族の未公開映像も使用される。現在50歳のシューマッハーの妻コリーナが、父親のロルフや子供のジーナ、ミックとともに、映像資料の編集についての最終的な決定権を持つということだ。

 この映画では、2013年12月29日にシューマッハーがスキー事故で頭部に重傷を負って以降の、現在の彼の医学的状態については、一切公開されないという。

 F1現役ドライバーだったころのシューマッハーは、プライベートについて明かすことを常に避けていた。22歳の娘のジーナは乗馬選手となり、息子のミックは現在FIA-F2に参戦している。

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