ローマ教皇 フランシスコ きょう長崎入り

ローマ教皇来崎に向け準備が進む爆心地公園=長崎市松山町

 ローマ教皇フランシスコは24日、長崎市入りする。23日は訪問先の爆心地公園(松山町)など3カ所で関係者がリハーサルや設備の点検を実施し、当日に備えた。
 教皇は爆心地公園で原爆落下中心地碑に献花し、バチカンから持参するろうそくに点火する。原爆犠牲者に黙とうをささげた後、核兵器廃絶のメッセージを読み上げる。
 同公園の集会には被爆者や高校生平和大使ら約千人が参加予定。8月に米国の大学研究機関から浦上天主堂に返還された「被爆十字架」を会場に安置する。「焼き場に立つ少年」の写真パネルを掲示し、写真を撮影した元米従軍カメラマンの遺族も参加する。
 教皇はこの後、日本二十六聖人殉教地(西坂町)で殉教者に祈りをささげる。午後は県営ビッグNスタジアム(松山町)で大規模ミサを執り行い、終了後に広島へ向かう。

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