教皇来日 海外信徒、続々長崎へ ミサ心待ち 宿泊施設で交流

夕食会で交流を深める海外の若者ら=長崎市、精道三川台中高

 ローマ教皇フランシスコが24日に県営ビッグNスタジアム(長崎市松山町)で執り行うミサに参列する国内外の信徒が23日、続々と長崎入りした。信徒たちは「特別な経験になる」と期待を口にした。
 同市三川町の精道三川台中高は、韓国、香港、フィリピンなどから約100人を受け入れた。国内各地の日本人学生約30人も集まり、寝食を共にして交流を深めた。
 中国の出版社に勤めるハン・シューさん(32)は「教皇に会うのは信仰を深める機会になる。日本の教会や信者についても知りたい」と語った。フィリピンから来たマイク・カエさん(13)は「教皇に会うために人々が集まり、交流できることにも意味を感じる」と喜んでいた。
 ウルグアイ出身で韓国に留学中のファラル・エドアルドさん(22)は「アルゼンチン出身の教皇には同じ南米出身者として強い親しみを感じる。ミサではウルグアイ国旗を持って教皇を迎えたい」と心待ちにしていた。

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