FA右腕・ウィーラーの争奪戦にレッズも参戦 今オフは積極補強へ

先日、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシはフリーエージェントの右腕、ザック・ウィーラーの争奪戦について、エンゼルス、パドレス、ホワイトソックス、ツインズの4球団が先頭を走っていることを報じていた。しかし、当然のことながら、争奪戦に加わっているチームはこの4球団だけではない。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、レッズもウィーラーの獲得に興味を示しているようだ。

レッズは今オフ、フリーエージェントの大物捕手、ヤスマニ・グランダルの獲得を目指していた。しかし、グランダルは日本時間11月22日にホワイトソックスと4年7300万ドルで契約。ある代理人は、グランダルの獲得に失敗したレッズが今後、本格的にウィーラー獲得への動きを進めていく可能性があると指摘する。

31歳のグランダルに対して、ホワイトソックスほどの好条件をオファーすることに消極的だったレッズだが、ある球団首脳は「レッズが今オフ、大型補強を展開しなければ、我々はショックを受けるだろう」と話しており、今オフの移籍市場で積極的に補強を行うことが確実視されている。そして、現時点ではメインターゲットはウィーラーとなっているようだ。

また、モロシによると、レッズはフリーエージェントの強打の外野手、マーセル・オズーナにも興味を示しているという。今季のレッズは、投手力の大幅な改善に成功した一方、打線が予想以上の得点力不足に苦しんだため、スラッガーの獲得が急務となっている。オズーナ獲得はチーム状況に合った動きと言える。

レッズの先発ローテーションには、すでにルイス・カスティーヨ、ソニー・グレイ、トレバー・バウアーという好投手3人が名を連ねており、10勝前後の白星を計算できるアンソニー・ディスクラファーニも先発4~5番手として控えている。ここにウィーラーが加入すれば、レッズの先発ローテーションはナ・リーグのみならず、メジャー全体でも有数のものとなるだろう。

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