里見香奈、最多タイ10度目戴冠 倉敷藤花戦、伊藤女流三段を破る

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最多タイとなる通算10度目の戴冠を果たし、伊東香織倉敷市長から大山名人杯を受け取る里見倉敷藤花(右)=倉敷市芸文館

 女性将棋の公式タイトル戦「第27期大山名人杯倉敷藤花戦」(日本将棋連盟、倉敷市、同市文化振興財団、山陽新聞社主催)3番勝負の最終局が24日、同市中央の市芸文館で指され、後手の里見香奈倉敷藤花(27)=清麗、女流王座、女流名人、女流王位=が116手で伊藤沙恵女流三段(26)を破って防衛。倉敷藤花戦で最多タイとなる通算10度目の栄冠を手にした。

 第1局は5連覇を目指す里見倉敷藤花、第2局は初タイトルを狙う伊藤三段が巻き返し、最終局までもつれる激戦となった。

 大一番は相振り飛車で始まった。中盤の勝負どころで、里見倉敷藤花が持ち時間の半分近い50分を費やす“大長考”を見せるなど慎重に指し進め、じわじわと相手陣に圧力をかけてペースを握った。終盤も伊藤三段の粘りを寄せ付けず、清水市代女流六段の持つ倉敷藤花位の最多記録に並んだ。

 持ち時間各2時間はともに使い切った。

 対局は非公開で実施。菅井竜也七段(岡山市)が武富礼衣女流初段を聞き手に同館ホールで大盤解説を行い、ファンら約250人が勝負の行方を見守った。