大谷翔平の元女房役がエ軍復帰? MLB公式指摘「ベテランFA捕手が何人かいる」

アストロズからFAとなっているマーティン・マルドナード【写真:Getty Images】

18年に大谷とバッテリーを組んでいたマルドナドがFAに「どんな捕手のオプションがあるか」

 昨年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、来季の二刀流復活を目指すエンゼルスの大谷翔平投手。9月に左膝手術を受け、11月末にブルペン投球再開が期待されている。

 米球界はストーブリーグ真っ只中。地区4位からの巻き返しを目指すエンゼルスは剛腕ゲリット・コール(アストロズFA)ら先発投手の補強を目指しているが、もう1つの補強ポイントが捕手だ。MLB公式サイトは「エンゼルスにとって、どんな捕手のオプションが残されているか」との記事を掲載した。

 21日(日本時間22日)にホワイトソックスがブルワーズからFAとなっていたヤスマニ・グランダル捕手と4年7300万ドル(約79億2500万円)で契約を結んだばかり。エンゼルスも興味を持っていたとされているが、今オフの最大目標はエース級の先発投手。エンゼルス番レット・ボリンジャー記者は、記事内で「エンゼルスは先発投手を2人獲得したいと思っているので、野手にあまり多くのお金をかけることは出来ないだろう」と指摘している。

 ならば誰が正捕手の獲得候補になるのか――。ボリンジャー記者は、大谷のかつての女房役ら複数のベテラン捕手の名前を挙げた。

「捕手をトレードで得るという手もあるが、ベテランのフリーエージェントの捕手が何人かいる。マーティン・マルドナド(アストロズFA)、ジェイソン・カストロ(ツインズFA)、ロビンソン・チリノス(アストロズFA)らだ」

 昨季までカブス監督だったマドン監督の下でプレーした強打のコントレラスは今オフのトレード候補との報道も出ているが、記事では「彼は2022年まではチームコントロール下なのでなかなか難しいだろう」と指摘している。

 今オフ、捕手の獲得を目指すのはレッズ、レイズ、パドレスなど。記事では「(捕手獲得争いは)厳しい戦いになるだろう。エンゼルスは、先発投手の獲得を優先して捕手の獲得にはあまり積極的には動かないだろう」と予測している。先発投手の獲得を最優先に挙げる中、二刀流復活を目指す大谷の女房役が誰になるのか。こちらにも注目だ。(Full-Count編集部)

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