共生社会実現へ決議 知的障害者と家族ら全国大会 熊本市

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当事者がまとめた大会決議を採択する参加者=24日、熊本市中央区

 知的障害者と家族らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」の第6回全国大会が23、24日の2日間、熊本市中央区の熊本城ホールであった。「虐待防止や差別の解消」「療育の保障と家族支援」など、14項目の全体決議を採択した。

 大会は共生社会の実現を目指し毎年開催。県内では初めてで、全国から約2300人が参加した。

 24日は全体会を開き、実行委員長の川村隼秋・県手をつなぐ育成会長が「熊本地震では全国からの支援が心の支えとなり、助け合いや励まし合いの大切さを学んだ」とあいさつ。当事者による決議として、「災害時に安心できる場所を作って」「障害が重くても軽くても、同じ人として接して」など7項目を採択した。

 天草市出身の放送作家・脚本家の小山薫堂さんが記念講演。障害者が描いたアート作品を商品化する企画などを紹介し「作品が発信され、社会のうねりとなる。人を笑顔にする企画がもっと必要」などと述べた。

 23日は「学ぶ」「働く」などをテーマに5分科会で課題を討議した。次回大会は来年10月、愛媛県である。(林田賢一郎)

(2019年11月25日付 熊本日日新聞朝刊掲載)