【全国の一度は訪れたい温泉地】恋の病以外はどんな病気でも治る 草津温泉<群馬県>

いよいよ温泉のベストシーズンがやってきました。肌寒さを感じたら、芯から身体が温まる温泉が恋しいですね。私たちの身体も心も寛がせてくれる温泉は、日本の素晴らしい財産。日本各地の数ある名湯の中で、一度は訪れたい人気温泉地があります。そこで、TABIZINEでは「全国の一度は訪れたい温泉地」を連載でお届けします。今回は、群馬県の草津温泉です。

温泉情緒たっぷりの湯畑

写真提供: (一社)草津温泉観光協会

常に温泉人気ランキングの上位にランクインする、群馬県の「草津温泉」。「にっぽんの温泉100選」では、草津温泉が16年連続の1位に輝きました。草津温泉のランドマーク「湯畑(ゆばたけ)」では、毎分4000リットルのもの熱湯がこんこんと湧き出し、7本の湯樋を通って、温度を下げ湯の花を恵み各旅館へと送られていきます。夜間に湯畑がライトアップされるさまは独特の情緒に溢れ、大変人気があります。

恋の病以外は効かぬ病はないと言われる名湯

写真提供:ググっとぐんま写真館

「恋の病以外ならどんな病気でも治る」といわれ、酸性のお湯なので殺菌効力が高く、傷の治りや病に良いとされています。古くは江戸時代の温泉番付で「西の有馬、東の草津」の大関に選出(この番付では大関が最高位)された、東日本を代表する名湯です。

草津三湯 湯めぐり

草津温泉「西の河原露天風呂」「御座之湯」「大滝乃湯」の3つは、旅行客が利用できる日帰り温泉として有名。

ちょいな三湯めぐり手形を購入すれば、三つの施設の通常入浴料合計が、大人2,100円→1,600円(2019年11月現在)になりお得です。

【参考情報】

ちょいな三湯めぐり手形

http://onsen-kusatsu.com/blog/santo.html

四季折々美しい、西の河原露天風呂

西の河原露天風呂(秋) 写真提供: (一社)草津温泉観光協会

西の河原露天風呂(冬) 写真提供: (一社)草津温泉観光協会

草津温泉の西側に位置する「西の河原露天風呂」は、河原のあちこちから毎分1,400リットルの温泉が湧き出し、四季折々の自然がいずれも素晴らしい露天風呂です。新緑や紅葉を眺めながら、または雪見風呂も最高ですね。

西の河原(さいのかわら)露天風呂

【効用】

泉質・・・酸性塩化物硫酸塩温泉 PH1.5

効能・・・神経痛、関節痛、うちみ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、慢性婦人病など

【住所】〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津521−3

【料金】大人600円

【公式サイト】西の河原露天風呂 http://sainokawara.com

源頼朝に所縁(ゆかり)があるといわれる、御座之湯

写真提供:ググっとぐんま写真館

「御座之湯」は源頼朝が三原野に狩りに来た際に腰をかけた(御座りになった)石があった事から名前が付いたという説もあります。

御座之湯には「木之湯」「石之湯」二つの浴室があり、日替わりの男女交代制。それぞれ「湯畑」「万代」二種類の源泉を使用。湯畑の近くなので、利用しやすく人気があります。

御影石造り 石之湯

写真提供:ググっとぐんま写真館

石之湯の浴槽は重厚な趣のある「御影石」造り。

檜の浴槽 木之湯

写真提供:ググっとぐんま写真館

木之湯は木にこだわり、浴槽に「檜(ひのき)」、柱には「ヒバ」、床に「ナラ」、天井には「杉」の木を使用。

御座之湯(ござのゆ)

【効用】

源泉・泉質・・・湯畑源泉(酸性硫黄泉PH2.08)、万代源泉(酸性塩化物硫酸塩泉PH1.50)

効能・・・神経痛、関節痛、うちみ、ねんざ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、慢性婦人病など

【住所】〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津421

【料金】大人600円

【公式サイト】御座之湯 http://gozanoyu.com

テルマエロマエ2の撮影が行われた、大滝乃湯

大滝乃湯「女性専用あわせ湯」 写真提供: (一社)草津温泉観光協会

大滝乃湯には、古くから草津に伝わる合わせ湯があります。一番湯から順に熱くなっていますので、初心者はぬる湯から入って少しずつ体をならしましょう。女性用の合わせ湯では、テルマエロマエ2の撮影も行われたそうです。

大滝乃湯(おおたきのゆ)

【効用】

源泉・・・煮川源泉

泉質・・・酸性硫黄泉

効能・・・神経痛、関節痛、うちみ、ねんざ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、 慢性婦人病など

【住所】〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津596-13

【料金】大人900円

【公式サイト】大滝乃湯 http://ohtakinoyu.com

有名な湯もみを見るなら、熱乃湯

写真提供: (一社)草津温泉観光協会

草津といえば「湯もみ」が思い浮かびますね。でもいったい、湯もみとはどんな意味があるのでしょうか。

湯もみとは

草津温泉の源泉は熱く、50℃近いものがほとんどで、そのまま入浴することはとてもできません。しかし温度を下げるために水を入れたのでは、温泉の効能が薄れてしまいます。そこで、熱い源泉の中に長さ約180㎝の板を入れて湯をもみ、入浴できるまでの一定の温度に下げる「湯もみ」が考え出されました。

引用 湯もみの歴史 熱乃湯

「湯もみ」は温度を下げるだけでなく、湯を柔らかくする効果や入浴前の準備運動にもなるそうです。

湯もみは「熱乃湯(ねつのゆ)」でショーとして見ることが出来ます。見るだけではなくやってみたいあなたは、湯もみ体験もありますよ。熱乃湯ではショーを見るだけで、入浴は出来ませんので、お間違いのないよう。

熱乃湯(ねつのゆ)

「湯もみと踊り」ショーと湯もみ体験

【住所】〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津414

【公演時間】

●午前9時30分・10時・10時30分

●午後3時30分・4時・4時30分 (一日6回公演)

【観覧料金】大人600円

大人600円→550円になる割引券

https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/access/ticket.html

【湯もみ体験】毎週土日祝日 11:30-13:45 大人250円

【公式サイト】草津温泉 熱乃湯 https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/

日本三名泉の1つであり、どこのお風呂も源泉かけ流し。自然湧出量は日本一で毎分32,300リットル以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉がたっぷりと湧き出ています。

一度は訪れたい、草津温泉。その魅力を確かめに、あなたも出かけませんか。

草津温泉(くさつおんせん)

【住所】〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津

【公式サイト】草津温泉 https://www.kusatsu-onsen.ne.jp

【主な宿泊施設】

料亭旅館 つつじ亭

ホテル 一井

草津温泉 奈良屋

草津温泉 望雲

草津ナウリゾートホテル

ほか

記事協力:(一社)草津温泉観光協会

注意:記事掲載の情報は、2019年11月16日現在のものになりますので、詳細につきましては、各観光協会や施設に直接お問い合わせください。

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