　気象庁は25日、12月～2月までの3か月予報を発表した。冬型の気圧配置は長続きせず、向こう3か月の気温は全国的に平年並みか高い見込み。寒気の南下が弱い影響で、北・東・西日本の日本海側の降雪量は平年並みか少ない予想だ。

12月の天候予想

　寒気の南下が弱い影響で、気温は北日本で平年並みか高く、東日本以西の各地は高い見込み。北・東日本の日本海側は、平年に比べて曇りや雪（雨）の日が少なくなりそうだ。北・東・西日本の太平洋側は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない予想となっている。

1月の天候予想

　引き続き、冬型の気圧配置は長続きせず、寒気の南下は弱い見込み。気温は全国的に平年並みか、高い予想となっている。北・東日本の日本海側の天候予想も12月と同様で、平年に比べて曇りや雪（雨）の日が少ない見通し。

　冬の前半より低温傾向となる可能性もあるため、全国的に気温や降水量は平年並みと予想される。

　なお、この時期の天候に影響が大きい北極振動（北極付近と中緯度の気圧が変動する現象）の予想は難しく、現時点では考慮できていない。予報に不確定性があるため、常に最新の1か月予報等を参考にしたい。