阪神電鉄 神戸市内の高架化完了 30日始発から切り替え

©株式会社神戸新聞社

一足先に高架が完成した下り線の横に真新しい姿を見せた阪神電鉄本線の上り線=神戸市東灘区

 神戸市東灘区内で進められていた阪神電鉄の立体交差事業がほぼ完成した。2015年に開通した下り線に続き、今月30日の始発から上下線とも高架線路に切り替わる。住宅街に並ぶマンションなどビルの“谷間”を縫うように、真っ白な枕木と真新しい線路が出現し、作業員たちが仕上げの工事に汗を流している。

 事業は、南北交通の混雑緩和や踏切トラブル回避のため、住吉駅以東で神戸市と阪神電鉄が1992年に着手した。今回の完成区間は魚崎駅以東で芦屋市境付近までの上り線約3.2キロ。これによって、神戸市内の踏切11カ所が撤去される。

 同市などによると、上り線開通後も地上線の撤去や側道の整備工事が続き、すべての事業は2022年度末に完了する見込み。30日は青木駅上りホームで出発式があり、午前10時45分から同駅高架下でくす玉割りなどが行われる記念式典がある。(中西幸大)