“兼業農家”TOKIOも「ためになることばかり」。「Nスペ」でナビゲーター

NHK総合で放送がスタートしたNHKスペシャルのシリーズ「『食の起源』~人類進化が教える“理想の食”~」(全5回)の取材会に、ナビゲーターを務めるTOKIOが出席した。

同番組は「本当に人を幸せにする“理想の食”って何?」をテーマに、人と食の知られざる関係を壮大な進化の視点から解き明かす大型シリーズ。11月から2020年3月までの月1回、全5回の放送を通してTOKIOがナビゲーターを務め、時に自ら現場に飛び出し、知られざる食の世界を体感していく。

肉や魚など食に関するセットが飾られたNHKの101スタジオに、近藤友里恵アナウンサーとともに登場したTOKIOのメンバーは、「101スタジオは、デビュー前の28年前から使わせていただいていた」「このあたりでバク転をした」「放送作家さんに怒られた」「コントをした」と次々と101スタジオでの思い出を語り、長瀬智也が「懐かし話に花を咲かせながら収録できました」と話をまとめた。そんなTOKIOの姿に近藤アナが「本当に皆さん仲良いですよね」と言うと、松岡昌宏は「(報道陣を前に)ここでケンカはできませんから」とひと言。続けて近藤アナが「カメラが回っていてもいなくても、ずっとお話されているんだなって」と舞台裏での様子を語ると、国分太一は「自分の母親についての話とかしていたんですけどね」と苦笑いした。

ようやく番組の話へと進むと、11月24日に放送された「ご飯」がテーマの回について長瀬が、「いつもお米を作る番組もやらせてもらっているので糖質について理解はしていたけど、どういう作用を起こすかまでは気にしていませんでした。普段から食べるものなので、ためになることばかりで楽しかったです」とコメント。国分も「“糖質は太る”というイメージがあるかもしれませんが、どうやらそうじゃない部分もあって、いろんな情報がある現在ですが、交通整理がされてお米に対する姿勢が変わりました」と番組の中で学んだことも多かった様子。

また、それぞれが食へのこだわりについて聞かれると、長瀬は「自分では好きだと思っている食べ物も、ほかの人に“それおいしいの?”と聞かれることがあって。そういうものを食べていることが、自分ではそんなつもりがなくても実は“こだわっているもの”なのかなと思いますね」と説明。続けて松岡は「シンプルなものが好きで、ご飯とノリとか鮭とかをのせて食べるのが好きですね」と素朴な一面を披露。城島茂は「肉と魚だったら魚を選んだり、ヘルシーなものを選んでいます」とやや自嘲しつつ回答。さらに理想の食について聞かれると、国分が「いろいろ見た結果、“食べたいものを食べる”、これがいいんじゃないかと思います」と結論を話した。

また番組の見どころについて松岡は「人間と食との付き合い方、つながり方が見どころ。『お酒』がテーマの第4回では、ゲストで来てくださった萬田久子さんの髪形もぜひチェックして。素晴らしいです。エアーが効いた髪形で、銀座のオーナーママみたい」と萬田の髪形をポイントにあげ、現場は笑いに包まれた。そして国分は「まぁ見てね!ということで…」とひと言で締めようとするも、「雑でしょ!」と松岡にツッコまれ、「食育という部分では、大人としてもいろいろと理解した上で子どもたちに教えていかなきゃいけない。そのきっかけにもなるような番組にもなっている」と真剣にコメント。城島は「最新情報もあってタメになるし、(食べ物に対する)仮説も出てきたり、食へのロマンがつきません」と思い思いに見どころをアピールした。

最後のフォトセッションではおにぎりが用意され、それを頬張ったメンバー。松岡と国分が大げさなポーズでカメラマンにサービスをしたり、「おにぎりで乾杯をしている感じで…」というカメラマンのリクエストにも答えるなど、終始サービス精神旺盛なTOKIOのメンバーだった。

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