ローマ教皇が来日中!サッカー界が生んだ偉大なる「フランシスコ」10名

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(法王)が日本を訪れ、連日、メディアで大々的に報道されている。

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東京ドームで5万人に迎えられる教皇。これは壮観だ。

第266代である現在のローマ教皇は南米出身者として初めてこの地位に就いたが、アルゼンチン生まれである教皇は同国の強豪サンロレンソの熱烈なファンとしても知られる。

今回は、そんなサッカー好きな教皇の来日ということで、サッカー界の偉大な「フランシスコ」を特集してみよう。

ちなみに、フランシスコという名はラテン語のフランキスクス(Franciscus)が起源と言われており、「アシジの聖フランシスコ」などキリスト教の聖人としても有名な名前。

アメリカのサンフランシスコはキリスト教フランシスコ会の修道士が創設者である聖フランシスコの名を付けたことが地名の由来となっている。

イスコ(レアル・マドリー)

スペイン代表とレアル・マドリーで活躍する彼は、司祭の如くチームを“司る”存在だ。

彼の本名はフランシスコ・ロマン・アラルコン・スアレス。登録名のイスコは、本名「フランシスコ」の綴りである"Francisco"の後ろの"isco"から取られている。

フランシス・ジェファーズ

エヴァートンに在籍した1997年に弱冠16歳でデビューし、将来のイングランド代表を担うと期待されたFW。

アーセナル移籍後は全く活躍できなかったが、「諦められない存在」として愛された。そんなジェファーズの名前であるフランシスは、「フランシスコ」の英語圏における男性名だ。

フランツ・ベッケンバウアー

ドイツサッカー界が生んだ不世出の“皇帝”。オランダのヨハン・クライフと同じ1970年代に活躍し、サッカー史上最高のリベロとも考えられている。

そんな彼の名前であるフランツは、「フランシスコ」のドイツ語版。作曲家のシューベルトなどもこの名前で有名だろう。

セスク(モナコ)

アーセナルやバルセロナ、チェルシーで活躍したスペインの万能MFも「フランシスコ」の一人だ。

彼の本名はフランセスク・ファブレガス。そこから取った「セスク」が愛称&登録名となっているが、本名であるフランセスクは「フランシスコ」のカタラン語版である。

フェレンツ・プスカシュ

“マジック・マジャール”と呼ばれた伝説のハンガリー代表チームで主将を務めたストライカー。その偉大な功績からFIFAは2009年、彼の名を冠した年間ベストゴール賞「FIFAプスカシュ賞」を創設している。

そんな彼の名前であるフェレンツもまた、ハンガリー語で「フランシスコ」にあたる名前だ。

パコ・アルカセル(ドルトムント)

昨季バルセロナからドルトムントに移籍し、18ゴールを記録したスペイン代表のストライカー。出場時間に対するゴール数(得点率)は驚異的な数値を誇る。

そんな彼の愛称であり登録名ともなっている「パコ」は、本名「フランシスコ」を短縮した愛称の一つ。他に「キコ」も同じく「フランシスコ」から生まれた愛称である。

ピエール・オーバメヤング(アーセナル)

フランシスコという名前の語源には、「フランスの」あるいは「フランク人の」という意味が込められている。

そのフランスにおいて「フランシスコ」を意味するのは「フランソワ」。アーセナルのオーバメヤングや将軍ミシェル・プラティニは、ファーストネームではないもののこの名前のミドルネームを持っている。

フラン

本名フランシスコ・ゴンサレス、通称フランで親しまれた左利きのテクニシャンは、ハビエル・イルレタ監督の“スーペル・デポル”で10番を背負った。

下部組織からデポルティーボ一筋のワンクラブマンで、17年間のプロキャリアで550試合、スペイン代表としても16試合に出場している。

フランシスコ・アルセ

フリーキックの名手であり、“チキ”の愛称で知られたパラグアイ代表のレジェンド。短期間ながらガンバ大阪でもプレーし、引退後は指導者としてパラグアイ代表を2度率いている。

「フランシスコ」はスペインだと短縮されやすいが、メキシコのパレンシアやコロンビアの名将マトゥラナなど中南米ではそのままの名前で知られている。

フランチェスコ・トッティ

ローマ教皇がフランシスコなら、ローマの王子も実は「フランシスコ」だ。

彼の名前であるフランチェスコは「フランシスコ」のイタリア語版で、他にもフランチェスコ・ココ、フランチェスコ・トルドなど同国で一般的に使用されている。

なお、この名前はキリスト教の聖人である「アッシジの聖フランチェスコ」に由来する。このフランチェスコから派生した男性名がヨーロッパ各地に広がっていったようだ。

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