「納豆」を関西人向けに改良して大ヒット!その特徴とは?

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独特のにおいから、苦手な人が多い納豆。特に関西の方は食べないイメージがありますよね。
でも、「におわない」納豆の商品があることをご存じでしょうか。

におわない納豆は、「糸物語」という小粒納豆。においが少なく、関西人の味覚にあわせた納豆です。

普通の納豆との違いは、その作り方にあります。納豆菌を使って大豆を発酵させるところまでは同じですが、低温で長時間発酵させることで、納豆のにおいを抑えました。

これまで、においが苦手で納豆を敬遠していた人でもにおいが気にならない納豆です。

関西人向け戦略

関西人向けに工夫されているのは、においを抑えたことだけではありません。

通常納豆についているタレは醤油味がベースですが、関西人にとっては醤油味だけだと辛いという印象。そこで、タレのベースを関東で一般的な濃口醤油から、関西で人気の薄口醤油へと変更しました。

さらに、手間をかけずに食べたいというせっかちな人のために、あらかじめ卵やキムチなどのトッピングを同封した商品を販売しています。

改良したのは大阪の会社

関西人向けに改良した納豆を作ったのは、大阪の「小金屋食品」という従業員9名の小さなメーカーです。

小金屋食品は1962年創業。当時は普通の納豆を作っていました。しかし、もともと関西ではほかの地方ほど納豆が食べられていなかったところに、大手の参入で売上げが厳しい状態に。

そこで、もっと関西人に納豆を食べてもらおうと考案されたのが「糸物語」。
それによって小金屋食品は10年で売上げを3倍にし、現在は年商8,000万円ほどになりました。
2016年にはトッピングを30種類以上取り揃えた、納豆の専門店をオープン。ますます業績を伸ばしています。

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