西武から12球団最多の5人、巨人から3人が選出、日本ハム＆阪神はゼロ…
日本野球機構（NPB）は25日に2019年シーズンの「ベストナイン」を発表した。パ・リーグを連覇した西武から12球団最多の5人、セ・リーグ優勝の巨人からも3人が選出。一方で、日本ハム、阪神からは1人も選ばれなかった。
投票数の内訳を見てみると、満票での選出はゼロ。パ・リーグでは西武の森友哉捕手が有効投票数253票のうち251票、セ・リーグでは巨人の坂本勇人内野手が有効投票数297票のうち294票と最多の支持を得た。
では、チーム別に得票数を見てみるとどうか。パ・リーグは有効投票数253票で、ポジション数はDHを入れた「10」。すべてで2530票となるが、西武の選手だけで計1268票を獲得し、2年連続で“過半数”を超えた。2位の楽天は320票、6位の日本ハムは161票と残りの5球団は混戦となっている。
ロッテは200票中191票を荻野貴司内野手が、オリックスは272票中246票（外野241票、DH5票）を吉田正尚内野手が稼いだ。また、ロッテの鈴木大地内野手は一塁手、二塁手、外野手、指名打者で各1票ずつを獲得した。
最多3人が選出された巨人が966票を集め、2位広島の481票に倍以上の差
セ・リーグでは、最多3人が選出された巨人が966票を集め、2位広島の481票に倍以上の差をつけた。また、実際のペナントレースでは4位、5位だった広島、中日が2位、3位に入る結果となった。
阪神は梅野隆太郎捕手が122票を集めたが、會澤翼捕手の167票に及ばず選出ゼロとなった。DeNAのソト外野手は外野手部門で172票を集めて受賞したが、二塁手としても2位の20票を獲得した。
また、巨人の岡本和真内野手は三塁手で101票、一塁手で49票、外野手で１票と票が割れた。
球団別のベストナイン投票得票数は以下の通り。（）はペナントレース順位。
【パ・リーグ】
西武 1268票（1）
楽天 320票（3）
ソフトバンク 309票（2）
オリックス 272票（6）
ロッテ 200票（4）
日本ハム 161票（5）
【セ・リーグ】
巨人 966票（1）
広島 481票（4）
中日 468票（5）
ヤクルト 319票（6）
DeNA 278票（2）
阪神 161票（3）（Full-Count編集部）
