ロシアがプーチン大統領のサウジアラビア訪問後、独自の建設技術を移転へ

ロシアがプーチン大統領のサウジアラビア訪問後、独自の建設技術を移転へ

AsiaNet 81839 (2370)

【モスクワ2019年11月26日PR Newswire=共同通信JBN】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が今秋、サウジアラビアを公式訪問した。プーチン大統領とサウジのサルマン・ビン・アブドルアジズ・サウド国王の交渉後、両国間の高級戦略協力プログラムを含む20を超える文書が調印された。

多くの専門家は、プーチン大統領訪問の結果、ロシア・サウジ関係は間違いなく戦略的提携の新段階に達したと述べた。ロシアは技術移転-最初に建設分野での-の意向を表明した。これは王国の住宅問題を解決するだけでなく、同国経済全般の発展に良い影響を及ぼすだろう。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が提唱した王国のビジョン2030の一部には国民に手ごろな価格で快適な住宅を供給する大規模集合住宅開発の意欲的な計画があり、省エネルギーの環境に配慮した住宅の手ごろな市場をもたらす。

ロシアの建設業者らはロシア連邦内で住宅建築用に独自の超高速建設技術を導入、実施に成功した。この核心には、幾何学的精度とより重要な上質な仕上げ用に設計された低コストのブロックルームを高速生産する独自の機械の利用がある。

Eurasian Economic Cooperation Organization(ユーラシア経済協力機構)のSupreme Economic Council(最高経済評議会)議長でロシアの有名な建築家アレクサンドル・ツィバン氏は「これまで数カ国だけが建設プロセスの質、住宅のコスト、施設建設の速度に影響する住宅建設の有効なイノベーションを実現してきた。われわれの技術は17階建て、3-4カ所のアクセスブロックを1カ月で建設できる。250-300平方メートルの戸建ては2日で建設している。子どもが完成品のキューブから家を作れるレゴにこの技術を例える者もいる。われわれはこの技術を2020年にもサウジアラビアに提供する計画だ。ロシアでは100万平方メートル以上の住宅を建設し、使用開始した。これらの独自の技術を世界のさまざまな国のパートナーに移転する用意がある」と語った。

アルコバル市で2019年10月14日、超高速住宅建設分野と建築ブロックからの建設技術の実施で「International Alliance」の設立契約が調印された。契約したのはサウジの富豪で慈善事業家ムバラク・A・スワイケト氏が率いるGroup of AlSuwaiket Companies(サウジアラビア)と建設会社Vibor OBD(ロシア)(www.vyborstroi.ru )である。この提携には、王国で85万戸の住宅の建設に参加し、ブロック住宅建設技術を通じたこのユニークな建設能力を湾岸諸国だけでなく他の諸国にももたらす野心的な計画がある。

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ソース:Eurasian Economic Cooperation Organization