史上初の試み 「オールMLBチーム」を選出へ ファン投票開始

メジャーリーグ史上初の試みとして、「オールMLBチーム」が選出されることが決定した。毎年、オールスター・ゲームでファン投票が行われているものの、その年のシーズンの結果を踏まえた「オールMLBチーム」が選出されるのは今回が初めてである。日本時間12月4日午前7時まで特設サイト(https://www.mlb.com/fans/all-mlb-team)から投票が可能となっており、サンディエゴで行われるウィンター・ミーティングの場で日本時間12月11日に結果が発表される予定だ。

「オールMLBチーム」のノミネート選手として、野手60人(捕手7人、一塁手8人、二塁手6人、三塁手11人、遊撃手8人、外野手15人、指名打者5人)、投手30人(先発投手19人、救援投手11人)が選出されており、ファンは24時間ごとに各ポジション1人(外野手は3人、先発投手は5人、救援投手は2人)に対して投票が可能。リーグの区別はなく、メジャー全体から各ポジションで最高の選手が選出されることになる。

ノミネート選手は、アストロズが10人(ユリ・グリエル一塁手、ホゼ・アルトゥーベ二塁手、アレックス・ブレグマン三塁手、マイケル・ブラントリー外野手、ジョージ・スプリンガー外野手、ヨルダン・アルバレス指名打者、ゲリット・コール先発投手、ザック・グレインキー先発投手、ジャスティン・バーランダー先発投手、ロベルト・オスーナ救援投手)で最多。レッドソックスが7人、ツインズが6人、ブレーブス、ナショナルズ、ヤンキース、インディアンス、ドジャースが5人で続いている。

リーグの区別がないことにより、たとえば三塁手部門はブレグマン、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)らのなかから1人を選ばなければならず、投票するファンは難しい選択を強いられることになる。誰を選出すべきか、誰が「オールMLBチーム」に相応しいか、ファンの間でも議論が起こることになるだろう。なお、最終結果はファン投票50%、選考委員会による投票50%の割合で決定される。

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