【MLB】大谷翔平、26歳目標の結婚は「ないと思います」 球場には“チャリ通”「自転車買った」

単独インタビューに応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小倉元司】

大谷インタビュー第3弾は私生活について「今は自転車にいっぱい乗ってます」

 エンゼルス・大谷翔平投手のインタビュー第3弾は渡米2年目を迎えた私生活について。左膝を手術した9月13日以降に米国で運転免許証を取得していることを明かした25歳は、オフ期間中に自宅から本拠地エンゼルスタジアムまで自転車通勤していることを告白。花巻東高時代に26歳の目標に「ワールドシリーズ制覇、結婚」と掲げていたが、「結婚? 結婚? 結婚はないと思います」と苦笑いを浮かべた。

――私生活は渡米1年目と2年目で変化はあったか。

「生活の違いは特にはなかったですね。あまり変わらなかったです。生活リズムも」

――やはり日本食は恋しいのでは。

「生卵も日本のスーパーに行ったら食べられますし。ロスはあんまり困らないと思いますけどね。なんでもあるので」

――オムレツをよく作っている。

「シーズン中はオムレツぐらいしか作らないです。デーゲームだったら朝に作る必要はないので、オフとナイターの午前という感じですね。午前中と言っても、12時か13時ぐらいに(球場に)行くので、朝にちょっと食べるぐらい。本当にオムレツぐらいで十分かなという感じです」

――このオフ期間中に米国で運転免許証を取得している。

「もう仮免は取りました。それは動けない時期に取りました。(これまでは)時間がなかったら取らなかっただけで。別にあった方がやっぱりいいもんなので。僕は身分証明書とかないので、あるだけでも便利ですし。いちいちパスポートを持ち歩かなくていい。なので、取れるなら取りたいと思ってましたけど。今までオフシーズンが忙しかったというか。練習もありましたし、そんなに教習所に行く時間もなかったので。本当に2日間だけ。膝を手術して動けない時に、2日間だけ勉強して、パッと行って、一応仮免だけ取りましたけど」

――自分の運転で行ってみたいところはあるか。

「特にないですけどね。自転車も買ったので、今は自転車にいっぱい乗ってます。車は乗らなくなりましたね。球場へ行くのも自転車で行ったりしていますし」

単独インタビューに応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小倉元司】

アストロズFAコールは「尊敬している投手の1人。好きなタイプの投手でカッコいい」

――米球界はストーブリーグの真っ只中で、エンゼルスは先発投手の補強が急務だ。ゲリット・コール投手(アストロズFA)の獲得を目指している。

「見てみたいですけどね。試合でも見たいし、練習を見たりとかブルペンを見たりとか。本当に一選手として見てみたいですね。尊敬している投手の1人なので。いっぱい勉強できるところはあると思います。キャッチボールなんかしたら、やっぱり球筋なんかも見られるし、全然違うと思いますね」

――コールは160キロ超の剛速球を軸とした投手。投球スタイルは似ているように感じる。

「似ているかは分からないですけど、僕が好きなタイプの投手なので。カッコイイなと思う投手かなと思いますね」

――エプラーGMの力の見せ所だ。

「どうでしょうね……。僕は経営者ではないので」

――筒香嘉智外野手、秋山翔吾外野手、菊池涼介内野手、山口俊投手と日本人4選手が一気にメジャー挑戦する。日本人選手として対戦する楽しみは増えるか。

「今は人を気にしている余裕がないというか……。そんな感じではいますけど、(日本球界にとっては)いいことだなと。やっぱり活躍している人が増えれば、全体的なレベルも上がっていく。逆にアメリカからこっちに来る人も増えると思う。実際に増えてますしね。いい選手がこっちに来て、相乗効果で(日米球界のレベルは)上がっていくので。ただ、どこへ行くんだろうなとか、早くやってみたいなとか、そういう気持ちはないですね。(リハビリ中で)そういう風に思える立場でもないし、そういう状態でもないので。自分が早くゲームに復帰することが第1かなと思います」

――最後に花巻東高時代に書いた人生目標シートについて。26歳は何と書いたか覚えているか。

「覚えてないですね」

――ワールドシリーズ制覇、結婚と書いていた。

「結婚? 結婚? 結婚はないと思います。ないですね。ないとは言い切れはしないですけどね、もちろん」

――ワールドシリーズ制覇も目標だ。

「それはそうですね。まずはポストシーズンですけど、毎年毎年いつもベットの上で見てますし、1か月ぐらい長く野球をやっているのを見ると羨ましいなと思います」(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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