罰則5万円以下の過料に引き上げ 亀岡市「ポイ捨て禁止条例」で市議が素案

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ペットボトルや空き缶などが大量に流れ着いた保津川の川岸(京都府亀岡市保津町)

 「ポイ捨て禁止条例」の議員提案を検討する京都府亀岡市の市議会環境厚生常任委員会は22日、罰則を5万円以下の過料に引き上げる素案を公表した。現在は氏名公表にとどまる罰則を強化し、保津川などの環境を守るのが目的。ただ厳罰化に異論も出たため、今後、各会派で調整し、来年3月議会の提案を目指す。

 市は、店舗にプラスチック製レジ袋の提供を禁じる全国初の条例を制定する方針。現行の環境美化条例ではポイ捨てへの罰則は「公表」で、レジ袋条例が成立すればポイ捨て者とプラ製袋を渡した店舗が同じ罰則となるため、議会内で「店舗よりポイ捨て者の罰を重くしないと、整合性がとれない」との意見が強まっていた。
 素案では、レジ袋やたばこのポイ捨てや、犬猫のふんを放置した場合などに、指導、勧告、命令を経て、従わない違反者に公表に加え、過料を徴収するとした。委員会では「抑止力のために必要」との意見が多かったが、共産市議から「市民感情もあり、賛成しづらい」との反対も出た。今後、市とも協議し、最終的に詰める。
 また、飲料の自動販売機に容器の回収ボックスの設置を義務づける条文も盛り込まれた。違反者は過料の対象になるが、委員会では「努力義務にとどめるべき」との意見も出ており、素案通りになるかは流動的だ。

≪亀岡市プラスチック製レジ袋提供禁止条例案≫

 店舗に有償でもプラ製レジ袋の提供を禁じる。違反者には「店舗名公表」という罰則を設ける方針で、来年3月議会に提案し、8月1日に施行予定。