龍安寺落書き「完全には消えず」 住職が談話発表 逮捕の男、油性ペンで「我 青龍」「待たせたな」

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赤や青のペンで書かれた文字(京都市右京区・龍安寺)=同寺提供

  世界遺産の龍安寺(京都市右京区)の山門壁が落書きされた事件で、同寺の松山侑弘住職は25日、「今後このようなことを起こしてほしくない」とのコメントを発表した。

 紅葉見物の参拝者で混雑するさなかの24日午後3時40分ごろ、山門袖塀しっくい壁の落書きを見つけた拝観者が寺に連絡。青や赤のペンで「我 青龍」「感謝 朱雀」などと書かれた文字は、寺の関係者がすぐに紙やすりで削って消した。落書きした男(44)は器物損壊の疑いで京都府警右京署に逮捕された。

 山門は1680年の建立。拝観受け付け窓口すぐそばの内側に油性ペンで落書きされたといい、同寺は「完全には消えていないが、今後の修復の予定などは未定」としている。

 同事件は右京署が器物損壊の疑いで、横浜市神奈川区の会社員の男を逮捕した。24日午後3時40分ごろ、山門の壁にペンで「我 青龍」「感謝 朱雀」「待たせたな」「白虎」などと書いた疑い。同署によると、男は「山門の壁に文字を書いたことは間違いない」と容疑を認めているという。

 龍安寺は1450年に禅宗寺院となり、枯山水の石庭は国の史跡および特別名勝に指定されている。

山門袖塀の内側に書かれた落書き(京都市右京区・龍安寺)=同寺提供