壱岐市は、市が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)事業を周知するイベント「SDGs WEEKEND IKI COLORs」(実行委主催)をこのほど、同市郷ノ浦町の弁天崎公園で開いた。約30の企業や飲食店が出店。来場した850人が、環境への配慮や最先端技術に挑戦する企業の取り組みなどを学んだ。
SDGsとは、国連が掲げる2030年までの国際的な行動目標。15年9月の国連サミットで採択された。貧困や飢餓の撲滅、保健と教育の保障、男女平等、気候変動対策、資源保護など17分野で達成すべき目標を定めている。
壱岐市のイベントのスローガンは「TOUCH SDGs」。販売できなくなった衣類を廃棄せず、樹脂成形シートに加工してバッグなどに再利用したり、規格外になった電気自動車のバッテリーを発電機として利用したりする企業のブースなどが並んだ。
他にもスタンプラリーや音楽ステージがあり、来場者を楽しませた。
県立壱岐商業高の1年、日高鈴さん(16)は「高校での取り組みでSDGsについては知っていた。若い人にも浸透していけばいいな」と話した。