45%釣果アップ!?本場アメリカで生まれたMaxScent(マックスセント)
「パワーベイト」や「ガルプ!」などのワームで人気を集めるアメリカの人気メーカー、バークレイ
筆者も淡水・ソルト問わずお世話になることの多いメーカーですが、そのバークレイが本場アメリカでリリースされ大きな注目を集めたMax Scent(マックスセント)が2019年の春頃から続々と日本へ進出しています。
マックスセントはその名の通り、集魚力に優れているとされる“ニオイ成分”が配合されているのが特徴。日本での話題性も高く、既にご存知の釣り人は多いでしょう。
マックスセントは種類が豊富
マックスセントには、バリエーションに富んだ複数のタイプがラインナップしています。日本で発売されているマックスセントは、チャンクやリザードといった3種類の限定モデルを除き、次の11種類です。
- ・ヒットワーム
- ・ディーワーム
- ・キングテール
- ・クリッターホグ
- ・クリーチャーホグ
- ・ジェネラル(2019年10月新登場)
- ・フラットノーズミノー
- ・フラットワーム
- ・マグナムヒットワーム
- ・ランチワーム
- ・パワーワグ(2019年10月新登場)
今回は、ベイトフィッシュライクなフラットノーズミノーと、グラブテールのランチワームの2種類を使って実釣を行いました!
ストレートワーム+グラブテールの「ランチワーム」
リブボディとグラブテールが特徴のランチワーム。サイズは6インチのみで、10カラーのラインナップとなっています。
気になるニオイですが、ガルプ!のような「酢漬けイカ」のニオイではなく、コイや小動物のエサに近いようなニオイがします。
比較的スマートでコンパクトなリブボディに、しっかりと存在感を演出してくれそうなグラブテール。ボディとテールのバランスが絶妙です。
使い方例
ジグヘットリグでタダ巻きするのは勿論、テールが非常に良い動きをするので、カバー沿いにフォールさせる縦の釣りにも有効です。
オフセットフックを使えば、足元のカバー周りや障害物が多く根掛かりやすいエリアも攻めやすくなります。ジカリグ(ゼロダン)やテキサス、ビフテキなどのリグも効果的でしょう。
ベイトフィッシュライクな「フラットノーズミノー」
こちらは、ベイトフィッシュの形をしたタイプ。2019年の6月頃から発売開始されたモデルで、サイズは4インチのみ、10種類のカラーラインナップとなっています。
全体的に細身のボディですがヘッド部分には厚みがあり、かつフラットな形状を採用。フィンテールはバスの捕食本能をくすぐりそうなデザインで、絶妙なアクションや振動を起こします。
使い方例
ダウンショットやノーシンカーでのスローな釣りにも、かなりの威力を発揮してくれそうなシェイプ。ジグヘッドやスモラバとも相性抜群ではないでしょうか。
竿先でアクションをつけてリアクションバイトを狙ったり、岸沿いやカバー下などバスのいそうなポイントを狙い、しっかり沈めてジワジワと誘ったり。弱ったベイトフィッシュを演出しましょう。
次項:2種類のワームを使って実釣!
いざ実釣!
夕方5時ともなると、すっかり日か落ちて暗くなってしまう11月。夜を迎えると、気温は10度とヒンヤリします。バスの活性も、このごろ低下気味です。
今回は、昼から夕マズメにかけての時間帯で挑戦していきます。
ちょっと意外なジグヘッドワッキーで
ランチワームのような形状でジグヘッドワッキーを選ぶ人はあまりいないかもしれませんが、筆者の良く行く釣り場ではワッキー系のリグが良く釣れます。
0.9グラムのZAPPU インチワッキーにフックにセットしてチョンチョンしていくと……
釣れた!
ランチワームはフォール時のテールの動きや、リブボディが生む波動がかなり存在感高めです。
ラットノーズミノーのはノーシンカーワッキーとダウンショットで
ランチワームに比べ、シンプルなデザインのフラットノーズミノー。こちらは、ノーシンカーワッキーに拘ってみました。繊細な釣りになりますが、バイトの回数が多く、好調でした。
ダウンショットリグでは、フォール後にゆっくり竿先をスライドさせて魚の反応を見るアプローチ方法を選択。功を奏して、今日一番のサイズが喰ってきてくれました。
マックスセント実釣後の感想
身持ちが良かった!
柔らかいスポンジのような、不思議な素材感のマックスセント。
ワッキーリグは比較的どんなワームもすぐにダメになってしまう印象がありますが、その点、マックスセントは身持ち良好です。
30センチほどのバスを4匹ほど釣ったあたりでボディに穴が開きましたが、まだまだ使えます。
よく飛ぶ!
マックスセントは自重があるため飛距離が伸びやすく、狙ったポイントにしっかりと飛んで行きます。
ノーシンカーでも非常に使いやすいので、ノーシンカーリグが大好きな筆者にはもってこいのスペックです。
“釣果アップ”は本当か?
釣果が45%アップするというキャッチコーピー。実際のほどはよくわかりませんが、「バイト時間が長い」といった印象は受けました。
今回の実釣では、すぐ合わせたつもりでも以外と飲み込まれていたケースが何度かありました。
マックスセントのニオイや味、ベイトに近い素材感が、バイトしてきた魚の違和感を軽減しているのかもしれません。
マックスセントはニオイだけのワームじゃない!
魚にとって魅力的で強力なニオイを放つマックスセント。種類やカラーのラインナップも多く、様々なシチュエーションに合わせた使い分けも可能です。
ニオイが注目されがちなルアーかもしれませんが、特徴ある素材感や生命感を醸し出すアクションなども高いポテンシャルを秘めています。そのポテンシャルを是非、皆様も体感されてください!