1974年製作のテレビ・ムービー『殺人ブルドーザー』が2月12日(水)に国内初DVD化となることが決定した。
宇宙から飛来した隕石が孤島に落下。その隕石に宿る未知の生命体がブルドーザーにのりうつり、作業員たちに襲い掛かる。絶体絶命のピンチに作業員たちは重機で対抗。殺人ブルドーザー対パワーショベルという夢の対決が実現。
一応ジャンルとしてはホラー/サスペンスに分類される本作ですが、なんともほのぼのとしたサスペンス度皆無の空気、尋常でないスローテンポ、あまりに陳腐な設定で世界中の映画評論家が呆れたが、多くの視聴者から絶大な支持を集め、原作がマーベルでコミック化されるなどいまではカルト・クラシック作品として知られる大珍品。1977年の『ザ・カー』やスティーヴン・キングの初監督作『地獄のデビル・トラック』(86)の元祖といっても過言ではない。
なお、本作はユニバーサル・テレビジョン製作によるテレビ・ムービーであり、世界的にHD素材がつくられていない。むかしのテレビ画質のSD素材によるDVD化となる。