桃太郎像の変遷 絵巻や楽譜で紹介 岡山シティミュージアムで企画展

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桃太郎の昔話が描かれた絵巻物に見入る見学者

 桃太郎伝説にまつわる資料を集めた企画展「おかやまと桃太郎展3」(岡山シティミュージアム、山陽新聞社主催)が26日、岡山市北区駅元町の同ミュージアムで始まった。掛け軸や絵本といった作品を通し、時代とともに変遷していく桃太郎像を紹介している。来年1月19日まで。

 江戸期の絵巻や明治期のおとぎ話の絵本、大正期の楽譜、戦前戦後に出版された本など、ミュージアムや個人が所蔵する約130点を展示。吉備津彦命(きびつひこのみこと)の温羅(うら)退治伝説と昔話「桃太郎」の結び付きを提唱した彫金家・難波金之助(1897~1973年)の著書や愛用のカメラを並べたコーナーもある。

 吉備津神社(同市北区吉備津)や矢喰宮(やぐいのみや、同高塚)、鬼ノ城(総社市)といった伝説ゆかりの地を撮影した写真パネルもあり、新見市から来た女性(85)は「鬼ノ城に行ったことはあるが、桃太郎との関わりは知らなかった。つながりが分かり、おもしろい」と話した。

 企画展は、同ミュージアムの開館企画として2005年、10周年の16年に開かれており、今回は岡山、倉敷、総社、赤磐の4市の文化財で構成する桃太郎伝説のストーリーが18年5月、文化庁の日本遺産に認定されたことを記念して開催した。

 開館は午前10時~午後6時(入館は5時半まで)。12月28日~1月3日と月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日)。一般310円、高校・大学生210円、中学生以下無料。問い合わせは同ミュージアム(086―898―3000)。