2021年発売を目指す「空中ディスプレー」など紹介 三菱電機グループ

空中でタッチ操作できるディスプレー=長崎県長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 三菱電機グループの製品・システムを紹介するセミナーが26日、長崎市内のホテルであった。長崎製作所(長崎県西彼時津町)で製造されている大型映像表示装置「オーロラビジョン」の最新動向も報告された。

 同社九州支社が主催し、長崎県では2015年以来。取引先などが来場した。

 会場には最新の27品目を展示。2021年発売を目指す空中ディスプレーは、空間に映像を浮かび上がらせ、画面に触れずにタッチ操作できる。長崎製作所製で、非常用発電機が正常に動くか自動監視する「MELGOS」も並んだ。

 省エネと太陽光発電などで建築物の年間エネルギー消費量収支をゼロにする「ZEB」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)に関し、空調や換気、照明などの同社製品と導入事例を紹介した。

 オーロラビジョンは国内シェアの3割を占めていると報告。今後は超大画面に加え、複数の画面や照明、音響を連動させて、会場でしか味わえない一体感を演出すると説明した。

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