助っ人右腕が韓国MVP獲得 NPB球団が興味も…「MLBのオファーを複数受ける」!?

MLBではパイレーツなどに在籍したジョシュ・リンドブロム【写真:Getty Images】

斗山のリンドブロムがKBOのMVP選出、「海外FA権」取得で日米の球団が注目

 今季、韓国プロ野球(KBO)で20勝3敗、防御率2.50の成績を収めたジョシュ・リンドブロム投手がリーグMVPに選出されたことを米メディアも報じている。名物記者は、“逆輸入”右腕として「MLB契約のオファーを複数受けることになる」と予想。来季はメジャー復帰を果たすことになるのだろうか。

 リンドブロムは、自身のインスタグラムで「MVPを受賞し、非常に光栄に思います」と報告。さらに「(授賞式に)出席できなかったことが本当に残念です。私の同僚、KBOのファン、そして投票者の方々に心から感謝します。ありがとうございます!」と綴っている。

 このMVP受賞のニュースを受けて、MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「斗山ベアーズで20勝3敗、防御率2.50の成績を収めた右腕のジョシュ・リンドブロムが、KBOのMVPに選出された。32歳のリンドブロムは、KBOの取り決めにより土曜日に海外FA権を取得する時点で、MLB契約のオファーを複数受けることになると予想されている」とレポートした。

 リンドブロムはドジャースでプロのキャリアをスタートさせ、2015年にアスレチックスから韓国ロッテに移籍。2017年にパイレーツで米球界復帰を果たしたが、同年途中に韓国ロッテに復帰した。2018年から斗山ベアーズに加入し、1年目の昨季は15勝、防御率2.88で最優秀防御率のタイトルを獲得。そして、今季はMVPに輝いた。KBOで外国人選手がMVPに輝いたのは、元横浜のタイロン・ウッズ、元ヤクルトのダニエル・リオス、現ブルワーズのエリック・テームズ、ダスティン・ニッパートに続いて史上5人目だという。

 MLB球団だけでなく、複数のNPB球団も興味を示しているとされているリンドブロム。来季、どのリーグでプレーすることになるのだろうか。(Full-Count編集部)

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