美肌は腸から! 北海道の長い冬を健康に乗り切るための腸活とは?

腸と肌は切っても切り離せない関係です。

肌は内臓を映す鏡とも言われるように、食べたもの、食生活は肌に現れます。

便秘でお悩みの女性は多いですよね。

北海道の長い冬を健康に過ごすための腸活についてプロにお話しを伺いました。

なぜ、腸と肌は関係するの?

腸内環境が悪化すると、腸の動きが鈍くなり便が腸内に溜まります。

その便が腸内で停滞を続けると、腐敗が進みます。その腐敗で有害物質が発生し、血液に溶け込んで全身に流れ込みます。

その有害物質は、細胞の代謝を落とし、ニキビや吹き出物ができやすくなるというわけです。

大人ニキビと呼ばれるニキビは、思春期ニキビと違い、生活習慣やホルモンバランスが大きく関係していると言われています。

口周りのニキビが出来たり、治ったりを繰り返す場合や、不摂生の後に口周りのニキビができやすいという方は、食生活が関わっていることが多いのです。

腸内環境と免疫

免疫細胞のおよそ3分の2は腸に集中しており、口から入った栄養と病原体が身体の中に入ることを防いでくれています。

体内の免疫力が下がると、細胞代謝や正常にターンオーバーも行われなく、肌にも関係してきます。

腸、免疫、肌の3つは切っても切り離せない関係なのです。

流行りの腸活とはそもそも何?

「腸活」とは、腸内環境を整えること。

1000種類以上あると言われる腸内細菌の中の善玉菌を増やして正常な腸内環境を維持することをいいます。

日本美腸協会認定講師であり美腸ナース、美腸エステ認定セラピストの藏本紗由香さんに効果的な腸活についてお話を伺いました。

藏本さんは、何と北海道に1人しかいない現役美腸ナースなのです。

この時期に腸活するメリットとは?~腸活は温活から~

「腸が正しい位置にに下がっている人、下っ腹がポッコリ出てている人は、腸内環境が良くなく、冷えやむくみなどがある場合が多いです。

また、お腹を触って冷えていたら腸も冷えている証拠です。腸は温かい環境が好きなので、冷えるとさまざまな不調が出てきてしまいます。」と藏本さん。

冬は、意識して身体を温かくしようとする意識が高まるのでとても腸活に良い時期だとか。

腸を整える、便秘予防・改善の第一歩は、腸活=温活だそうです。

冬に旬の食材は身体を温めるものが多いため積極的に摂れるのも、この時期ならではの温活の1つです。

例えば、根菜類は簡単に料理に使える食材ですよね。

ちなみに、藏本さんのオススメの温活料理は、
豚汁に、ごぼうやニンジンなどの根菜類をたっぷり入れること、またショウガを加えることだそうです。

おいしく食べれて、栄養もとれて身体も温まり腸にも良いなんて嬉しいですね。

他にも、温活としては、お風呂に浸かる、食事は温かいものから食べることが大切だそう。

また、よく便秘には朝起きたら冷たい水を一気飲みすると良いといいますが、腸を冷やさないために、ぬるま湯というのが大切だ。

一気飲みする理由としては、朝一番に胃に重みを与え、腸を刺激する胃結腸反射のためだそうです。

食物繊維をバランスよく摂るとは?

便秘には食物繊維が必要とよく聞くことは多いですよね。

便秘だからサラダをたっぷり食べよう!と考えるのではなく、食物繊維もバランスよく摂ることが大切になるそうです。

食物繊維には、2種類あり、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維と呼ばれるものがあります。

不溶性食物繊維は、腸のなかで水分を吸って大きく膨らみ、便のカサを増やします。
そのカサ増し効果で腸を動かせる働きです。
例えば、玄米、サラダ、芋類、豆類など。

水溶性食物繊維は、水分を含むとゲル状になり、便の水分を増やして柔らかくします。
そうすることで便の排出をしやすくします。
海藻類、もち麦、オクラ、なめこ、モロヘイヤなどのヌルヌルネバネバ食材など。

この2種類の食物繊維を便秘の方には、水溶性:不溶性=3:1以上で水溶性をとってほしいですが、便の状態や腸のタイプによって、理想の割合があります。
と藏本さんはおっしゃいます。

腸活は食物繊維だけではない!

善玉菌と善玉菌のエサとなるものを合わせてとることが大切だそう。

そのためには、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が含まれている発酵食品、善玉菌のエサとなる、水溶性食物繊維ときなこ、はちみつ、バナナ、玉ねぎ、アスパラ、ごぼう、トウモロコシなどに含まれるオリゴ糖を一緒に取るメニューを考えることも大切だとか。

いますぐできる腸活とは?~簡単美腸筋トレ~

腸内環境を整えるためには、食事と運動はつきものですが、これからの時期中々運動する気にならない方も多いかもしれません。

そんなときにできる簡単な腸活運動を藏本さんが教えてくださいました。

腸腰筋を鍛えることが大切だそう

腸腰筋とは、骨盤から下腹辺りある筋肉の総称で、歩くときに足を前に出したり、階段を上る時にスムーズに足を前に出時などに使われる筋肉です。

椅子に座ったまま、足を数センチだけ上げたり、下げたりを繰り返す動作や、前腿に手を置いて、太ももと手でお互いを押し合う動作などは、日常で簡単にできる筋トレだそうです。

いますぐできる腸活とは?~小腸ツボ押し~

自律神経を整えることと、血流をよくする効果があり便秘の予防と改善につながります。

腸は寝ている間に動きます。
また、リラックスしている副交感神経が優位の時に動きます。

そのため、特に寝る前に腹式呼吸やツボ押しは良い眠りの為にも、腸のためにも効果的だそうです。

__①おへそを挟んで左右に横指2本分の辺りを、人差し指、中指、薬指をつかい、吐く息で同時に押す

②おへそを挟んで上下に指2本分の辺りを、人差し指、中指、薬指を使い息で同時に押す

これを何度か繰り返します__。

まずは腸を知ることから

最後に美腸ナースの藏本さんから皆様にメッセージをいただきました。

「体の中と外からの美しさを手に入れるためには、まずは腸を知ること。
美人は腸から作られます。
腸のことを知って、北海道の女性がより美しく輝いてほしいと思います」

藏本さんは、北海道に1人しかいない美腸協会美腸ナースとして、北海道に美腸を広めるための様々な活動をされています。

腸の各種セミナーや美腸プランナーの資格講座、自宅サロンにて美容エイジング(腸もみ)を行っています。

便秘でお悩みの方、腸の調子を整えたい方、自分のため、家族のために、腸のことについて知りたい方は藏本さんのSNSをチェックしてみてくださいね。

Instagram:bicho_sayu_hokkaido

ブログ:https://bicho-hokkaido.hatenablog.jp/

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